音楽再生アプリとしての使い勝手は?――iOS向け「LISMO」を使ってみた:キャリアサービスの使い方 au編(2/2 ページ)
KDDIが配信を開始したiOS向け音楽プレーヤー「LISMO」は、iTunesのようにクラウドで楽曲の管理ができるアプリ。さまざまな機能を備えるiPhone版LISMOの使い勝手を試してみた。
曲に合わせて歌詞が流れ、カラオケの練習もできる
LISMOアプリが持つ特徴的な機能の1つに、歌詞の表示がある。曲に合わせて歌詞も自動でスクロールされるので、カラオケの練習などに便利だ。タイミングに合わせて歌詞の色が変わるため、一目でどのフレーズを歌っているか分かる。開発担当者によると、「歌詞はレコチョクではない別会社のサーバにデータが蓄積されており、全ての楽曲に対応しているわけではない」という。また、歌詞が表示されても楽曲との同期ができない場合もある。
ストアでの購入は「auかんたん決済」に対応 試聴も手軽に
楽曲の購入は、Webサイトの「LISMO Store powered by レコチョク」で行う。LISMOアプリ上からは購入できない。開発担当者はLISMOアプリをiPhoneに対応させることの苦労を語ったが、楽曲の提供をiOSアプリ上で行うことが仕様上難しいため、Webサイトで提供することになったと明かした。
LISMO Storeへは「auスマートパス」の「音楽」カテゴリからアクセスできる。同サイトでは、アーティスト名、楽曲名での検索ができるのはもちろん、「イチオシ」の曲やランキングなどを表示。「ジャンル」カテゴリでは、邦楽と洋楽に分けて好みのジャンルから曲を探せる。直感的なUIで、目当ての曲があるときはもちろん、何となく最近の流行りの曲を知りたいというときにも便利だ。楽曲購入ページではボタン1つで試聴が可能で、決済も「auかんたん決済」で手軽にできる。ここで購入した楽曲はLISMOアプリでダウンロードすることで再生できるようになる。
iOS版LISMOアプリの主な機能には、クラウドでの楽曲管理、SNSでの視聴楽曲シェア機能、曲に合わせた歌詞の表示などがある。標準のミュージックアプリ内の曲も再生でき、機能も豊富なので、多くのユーザーにお勧めできる。またKDDIはLISMOアプリ提供に伴い、auスマートパスの音楽情報をiPhone向けにも拡充する方針だという。auユーザーなら、他の音楽再生アプリを使うよりも恩恵を受ける機会が多そうだ。
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