Androidタブレット向け「Office for Android」がプレビュー卒業
昨年11月から「Office for Android Preview」として提供されていたAndroidタブレット版Office(Word、Excel、PowerPoint)が正式版になり、モバイルのWindows 10版と同じユーザーインタフェースで文書を編集できるようになった。
米Microsoftは1月29日(現地時間)、昨年11月に招待制プレビューとしてリリースした「Office for Android」を正式版にアップデートしたと発表した。Google Playから、Word、Excel、PowerPointを個別に無料でダウンロードできる(OneNoteはリリース済み)。
システム要件はプレビュー版と同じで、画面サイズが7〜10.1インチでARMベースのプロセッサを搭載し、OSはAndroid 4.4.x(コードネーム:KitKat)以降。つまり、スマートフォンでは利用できない(スマートフォン用には「Office Mobile」がある)。
Microsoftは、現四半期(1〜3月)中にIntelプロセッサ搭載端末にも対応させるとしている。
正式版Office for Androidは、スマートフォン版次期Windows 10向けOffice同様にゼロから構築し直し、タッチ操作に最適化したという。Windows 10版と同じリボンインタフェースや最近使ったファイルを優先表示する機能などがある。
Google Playの「Word for Android」の説明は、「文書はPC、Mac、タブレット、スマートフォンでまったく同様に表示されるので、安心して作成や編集ができます」となっている。
基本的な機能は無料で使えるが、Office 365のサブスクリプション(有料)があればすべての機能が使えるようになる(無料では使えない機能一覧)。
Microsoftによると、同アプリはプレビュー段階で累計25万本ダウンロードされ、Google Playでの平均的な評価は4.2だったという。
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