「Android Wear」、Wi-Fiサポートや絵文字入力などの大規模アップデート
24日の「Apple Watch」発売を控え、Googleが「Android Wear」の大規模アップデートを発表した。待望のWi-Fiサポートの他、絵文字でのメッセージ機能や腕を振って画面をスクロールする機能などが追加される。
米Googleは4月20日(現地時間)、ウェアラブルOS「Android Wear」の大規模なアップデートを開始したと発表した。まずは韓国LG Electronics製「Urbane」で開始し、向こう数週間中で現行のすべてのモデルのアップデートを完了するという。
このアップデートで、24日に発売される米Appleの「Apple Watch」にはないWi-Fiのサポートや、Apple Watchの絵文字での返信に対抗するような手書きでの絵文字メッセージ機能などが追加される。
主な新機能は以下の通り。
Wi-Fiのサポート
Moro 360などWi-Fi機能を内蔵する端末であれば、端末単独でWi-Fiに接続できるようになった。Bluetoothでスマートフォンと接続しなくても、Wi-Fiでネットワークに接続できる。例えばスマートフォンをどこかに忘れた場合、Android Wear端末でスマートフォンを探せる。
腕を振って画面をスクロール
手がふさがっている場合でも、腕を振ることで画面をスクロールできる。1回振るごとに1画面スクロールする。
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文字盤以外も継続表示が可能に
これまでは文字盤のみスリープせずに表示し続けられたが、設定によって他のアプリもタッチしなくてもスリープせずに表示しておけるようになった。フィットネスアプリや地図が便利になりそうだ。バッテリーを節約するために、腕を下げている間はモノクロ表示で、画面を見ようとするとカラーになる。
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手書き絵文字
文字盤に指で絵文字を手書きで入力できるようになった。これにより、受信したメッセージへの返信を絵文字で返せる。これは、16日に発表したAndroidアプリ「Google手書き入力」の技術を応用したもののようだ。
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アプリや連絡先表示の改善
文字盤表示状態の画面をタップし、スワイプすることでアプリ、連絡先、音声入力にアクセスできるようになる。
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