トーンモバイル、新スマホ「TONE」を発表:Tのスマホ、ついに登場
トーンモバイルが、新しいスマートフォン「TONE」を発表。「安心できないところがないスマホ」を目指し、端末からサービスまで垂直統合スタイルで提供する。
トーンモバイルは4月30日、Androidスマートフォン「TONE」を発表した。スマホと、ドコモのMVNO回線契約がセットとなっており、スマホの本体価格は2万4000円(税別、以下同)で、回線契約の初期費用は3000円となる。4月30日から同社のオンラインストアで予約受付を開始し、5月5日からはSHIBUYA TSUTAYAを皮切りに、7月までにTSUTAYAの12店舗で順次販売を開始する。
トーンモバイルは、フリービットとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の合弁企業で、3月1日にフリービットから「freebit mobile」事業を分割して誕生した。TONEは、フリービットグループとCCCグループの戦略的資本・業務提携を具体化した初の製品で、端末からサービス、そしてCCCグループのサービスまで、垂直統合で提供する。
端末は、フリービットが開発したAndroidスマートフォン「PandA」3rd Lotがベースで、TONEやTSUTAYA関連のサービスアプリの追加など、ソフトウェア面でのカスタマイズが施されている。
料金は月額1000円で、料金には容量無制限のパケット通信、IP電話サービス(050番号)、tone.ne.jpドメインの電子メール、SMS、サポートサービスが含まれている。ただし、パケット通信は通常時で500〜600kbps程度の通信速度となり、動画の視聴には1Gバイトあたり300円の「高速チケットオプション」を利用する必要がある。オプションサービスについては以下のとおり。
オプション名 | 料金(税別) |
---|---|
3G音声オプション(MNP対応) | 953円/月(初期費用1500円) |
高速チケットオプション(1Gバイトあたり・31日に2回までチャージ可) | 300円/回 |
フラットパックオプション(高速チケット1回分+IP電話通話料1260円分) | 500円/月 |
安心オプション(破損・盗難時の見舞金支払い+公衆Wi-Fiオプション) | 500円/月 |
TONEファミリーオプション | 無料(保護者がTONEを契約していない場合は200円/月) |
CCCグループと連携する「Tのスマホ」としては、端末代金・月額料金200円に対して1ポイント、Tポイントが付与される。2015年10月からはTポイントを支払いに利用できるようになる予定。また、TSUTAYAの店舗でCDとDVDをそれぞれ月1枚、無料でレンタルできるサービスも提供する。
関連記事
- フリービットがCCCとモバイル事業の業務提携を発表――MVNO事業を強化
フリービットは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループとの戦略的資本・業務提携を発表した。 - フリービット、「freebit mobile」事業を分社化、新会社「フリービットモバイル」に承継
フリービットのスマートフォンキャリア事業「freebit mobile」を承継した新会社「フリービットモバイル」が誕生。NTTドコモ以外の事業者との接続も視野にいれる。 - 「スマホを変えるスマホ」は、仕事で使えるか――フリービット「PandA」の実力は?
大画面スマホと格安SIMのセットで“買ってすぐ”利用でき、音声通話に対応。3Gのみの対応ながら通信容量の制限がなく、テザリングやいざというときの高速化も可能。加えてサポートも充実している――そんな“スマホを変えるスマホ”は、はたして仕事用スマホとして使えるのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.