最強スマホ「TORQUE」が弱点を克服! 海中での撮影に対応:寒さや荷重にも耐える(2/2 ページ)
7月上旬の発売を予定しているauの「TORQUE G02」は、世界初となる耐海水性能を備えるスマホだ。従来機種のTORQUE G01からどう進化したのかを踏まえ、そのタフネスっぷりを紹介したい。
海水だけじゃない、寒さや荷重にも強く
TORQUE G02は従来機G01で対応していた、防水(風雨/浸漬)、防じん、耐衝撃、耐振動、耐日射、防湿温度、耐久(高温/低温)、低圧対応、塩水耐久などに加え、新たに耐海水、耐荷重、耐氷結の項目をクリアしている。
ボディ全体に荷重をかけても平気なので、誤って重い荷物の下敷きにしてしまった場合も壊れにくい。また、−10℃の冷却水で6ミリ厚の氷が張るまで氷結させても動作するため、寒冷地やウィンタースポーツでも安心して利用できる。ちなみに、グローブを付けたまま画面操作ができる点は従来機と同じだ。
落下や衝撃に対しても、従来機より耐性が向上した。「高さ約1.5メートルから26方向で合板(ラワン材)に落下させる試験」に加え、新たに「衝撃試験機に端末を取り付け、40Gの衝撃を6方向から3回与える試験」をクリア。ただし、これらの試験は“電話機としての性能を維持する”ことを指標にしたテストなので、端末に傷が付かないわけではない。
海や山で使いたい連携アプリを搭載
タフネスさがアップしたTORQUE G02には、海や山などのアウトドアで活躍するセンサー連携アプリが多数プリセットされた。波のサイズや風の状態など、サーフポイントのコンディションをチェックできる「なみある?」、現在地や登山ルート等の情報がGPSで確認できる「YAMAP」、気圧センサーとも連動してカロリー消費を細かくチェックできる「DAILY STEP」、さまざまな星座を見つけられる「Sky View」の4つだ。従来は、知りたい地域の潮汐情報を表示する「タイド」と、気圧と高度を表示する「バロメーター」アプリの2つのみだったが、本機では、耐海水性能や耐氷結性能・低温耐久性能が加わったことで、より本格的なアウトドア向きアプリを使えるようになった。
ロック画面には、気圧や方位などの情報を表示するウィジェットを設定できる。表示する順番やデザインがやや変化しているものの、表示できる内容は従来仕様を引き継いだ。端末側面にあるメタリックな専用ボタンの「ダイレクトボタン」を押すことで、表示項目の切り替えが可能だ。
TORQUE G02は、従来機よりもタフネス性能がアップし、専門的なアウトドアスポーツでも使いやすく進化した。今年の夏は、スマホを片手にサーフボードの上で記念撮影しているような人が増えるかもしれない。
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