Microsoftのスキャンアプリ「Office Lens」のAndroid版公開
Microsoftが4月にiPhone版を公開したスキャンアプリ「Office Lens」のAndroid版がGoogle Playに登場した。これでマルチプラットフォームの端末で撮影したデータをOneDriveにまとめられるようになる。
米Microsoftは5月27日(現地時間)、スキャンアプリ「Office Lens」のAndroid版をGoogle Playで公開したと発表した。
Office Lensは、Microsoftが昨年3月にWindows Phoneアプリとしてリリースし、先月にはiPhone版もリリースした人気の高いアプリ。iPhone版と同時にリリースしたAndroidのプレビュー版は累計7万本ダウンロードされた。
iOS/Android/Mac版が出ている同社のメモアプリ「OneNote」と連係し、端末のカメラで撮影したレシートや名刺、ホワイトボードなどの写真をクラウドストレージの「OneDrive」に保存できる。下図のように、斜めだったりパースがついた状態で撮影した文書でも、四隅を認識することで自動的に整形してくれる。
ドキュメントとして保存した場合は、OCRでテキスト化するので、後からキーワードで検索できる。筆者が試してみたところ、日本語も部分的にうまくテキストとして認識された。
撮影した画像は、OneNoteだけでなく、Microsoft WordやPowerPoint、PDFなどとしても保存できる。
例えば会議で使ったホワイトボードを撮影し、Word文書として保存すれば議事録になる。保存したドキュメントはもちろん後から編集できる。OneDrive上に保存されるので、複数の端末(AndroidでもiOSでも)でスキャンしたデータは1カ所にまとまる。
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