端末値上げで需要増?スマホレンタルサービス:R25スマホ情報局
「実質ゼロ円」のスマホ販売が終了したことで、今後注目を集めそうなのがスマホのレンタルサービス。そこで、主要なレンタルサービスの内容や利用シーンを紹介します。
NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話大手3社がそろって「実質ゼロ円」での販売を原則的に撤廃するなど、今後値上げが見込まれるスマホの端末費用。総務省の意向に応じ、通信料金が値下げされる代わりに、端末本体の価格を上げる方針にシフトしていきそうだ。
そこで今後注目を集めそうなのが、スマホのレンタルサービス。現在でも大手3社だけでなく、その他の通信事業者もこの手のサービスを提供しており、様々な用途で利用されている。具体的なレンタルサービスの内容や想定される利用シーンなどについて、一部を紹介しよう。
■携帯電話レンタルサービス(ドコモCS)
最短1日からレンタルすることができるサービス。料金は、レンタル料+通話・通信料+端末配送料を組み合わせるという明快さが特徴だ。提供機種はAndroid端末数機種。サービス担当者によれば、展示会やフォーラムなどのイベントで運営者同士の通信に使うなど、法人による1週間程度の利用が多いという。
■スマホお試しレンタル(au)
会員制サポートサービス「auスマートサポート」の一環として提供されるスマホお試しレンタル。シニア向けの「BASIO」や人気の「iPhone 6s」などの機種で、通話やネット通信、アプリなどを15日間無料で試すことができる。担当者によると、「もともとはフィーチャーフォンユーザーに対し、スマホのお試しを想定したサービス」とのこと。購入前に使用感を確認してもらうことで、安心して機種変更してもらうことが目的だ。
格安SIMの通信事業を行っているDMM。グループ企業が運営する「DMMいろいろレンタル」では、SIMフリーのスマホ端末をレンタルできる。ただし、別途SIMカードを用意する必要があるので注意が必要だ。ユーザーのレビューによると、使用感の確認や海外渡航時の使用を目的に利用されているようだ。マーケティング担当によると、利用期間が長ければ長いほど、1日あたりの費用が得になる料金プランが影響しているのか、30〜60日間と長期間のレンタルが多いという。
スマホ端末の値上がりで、レンタルサービスの需要はより高まる可能性は十分ある。購入前の検討や海外渡航時など、その目的に合わせて賢く利用したいものだ。
(杉山大祐/ノオト)
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