Y!mobile、「STREAM X GL07S」の一部ロットの無償交換・回収を実施 過度な外部衝撃で発熱・発煙の恐れ:バッテリー固定の不備が原因
旧イー・モバイルのAndroidスマートフォン「STREAM X GL07S」の一部ロットで、製造上の不備により過度な外部衝撃を受けると発熱・発煙する恐れがあることが判明した。当該ロットの製品は、Y!mobileの現行機種へ無償交換と回収を実施する。
ファーウェイ・ジャパン、ソフトバンクとウィルコム沖縄は3月1日、旧イー・モバイルのAndroidスマートフォン「STREAM X GL07S」の一部製造ロットにおいて製品の無償交換および回収を行うことを発表した。
交換・回収対象とその原因
交換・回収の対象となるGL07Sの台数は1万6460台。そのうち、契約上の最新購入機種となっているものは同日時点で3208台あるという。当該ロットのGL07Sでは、バッテリーの固定に不備があり、長期間の利用で過度な外部衝撃が加わると、バッテリーが内部で移動・変形し、ショートして発熱・発煙が生じる恐れがある。この不備・不具合による人的被害は同日時点では報告されていない。
当該ロットの確認方法
交換・回収対象となるGL07Sの購入履歴のあるユーザーには、SMS(ショートメッセージ)またはダイレクトメールで順次連絡が入る。
また、特設の電話窓口「GL07S 特別対応窓口」でGL07Sの製造番号(IMEI)を伝えることで、当該ロットかどうかを調べることもできる。IMEIは、USIMトレイカバー内のシールや端末設定画面から確認しよう。
交換・回収方法
最新機種への無償交換(現在も利用中の場合)
現在も当該ロットのGL07Sを利用中の場合、Y!mobile取扱店で最新機種への無償交換(機種変更)に応じる。無償交換の際には、先述のSMSまたはダイレクトメールのほか、現住所と顔写真が確認できる本人確認書類とクレジットカードまたはキャッシュカードを提示する必要がある。
回収
無償交換手続き後を含め、過去に当該ロットのGL07Sを使っていたユーザーに対しては、Y!mobileショップにおいて回収手続きを受け付ける。回収に応じたユーザーには、後日Y!mobileから「お礼の品」が届く。
関連キーワード
STREAM X(GL07S) | 交換 | 回収 | 無償交換 | スマートフォン | バッテリー | 発煙・発火 | Android | イー・モバイル | 華為技術(Huawei)
関連記事
- ソフトバンク、2017年度以降にLTEサービスを拡大 3Gサービスを一部縮小・終了へ
ソフトバンクは、1.5GHz帯でのLTEサービスを開始する。また、1.7GHz帯においてLTEサービスを拡大する。これらの周波数帯では、3Gサービスの提供を終了する。 - 間もなく合併して新会社に ウィルコムとイー・モバイルの足跡を振り返る
6月に合併する予定のイー・アクセス(イー・モバイル)とウィルコム。定額音声通話や高速なモバイルデータ通信など、今日では当たり前になったサービスをいち早く提供してきた両社の歩みを振り返ってみたい。 - イー・アクセスが「STREAM X GL07S」のアップデートを開始
イー・アクセスは、Huawei製スマホ「STREAM X GL07S」のソフトウェア更新を開始した。今回の更新を実行しないと、テザリング機能が使用できなくなる。 - ソフトバンクとの経営統合、効果が出ています――イー・モバイルの夏戦略を聞く
ルーターやスマートフォンをソフトバンクモバイルと共同開発するなど、経営統合・ソフトバンクグループ入りをしてから“ソフトバンク色”が強まりつつあるイー・アクセス。この夏は下り最大110Mbpsの「Pocket WiFi(GL09P)」を発売したが、今後はどのような戦略でモバイル市場を攻めていくのだろうか。 - イー・アクセス、「STREAM X」のホワイトを7月18日に発売
EMOBILE LTE対応スマートフォン「STREAM X(GL07S)」の新色ホワイトを7月18日に発売する。 - イー・アクセス、おサイフ+LTE対応のスマートフォン「STREAM X(GL07S)」を発表
昨年11月に予告されていた、EMOBILE LTEに初めて対応するスマートフォン「STREAM X(GL07S)」が正式発表された。1.5GHzクアッドコアCPUや4.7インチHD液晶、おサイフケータイを備えるのが特長だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.