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ドコモのiPhone SE、「FOMAからの契約変更で実質0円」を取りやめ――総務省からの指摘で
ドコモのiPhone SEは、FOMAから契約変更をすると16GBは実質0円だったが、割引増額を下げ、実質648円に変更する。総務省から指摘が入ったため。
NTTドコモが3月28日、FOMAからiPhone SEに契約変更をする際の割引額を変更した。価格はいずれも税込。
当初の発表では、FOMA(3G)端末からiPhone SEに契約変更をする場合、月々サポートの総額を1万368円増額するとしており、増額した月々サポート(2376円)を24回適用すると、iPhone SEの16GBモデルは実質0円となるはずだった。
今回、FOMAから契約変更する際の割引増額(総額)を1万368円から9720円に変更する。これにより、16GBモデルの月々サポートは2349円となり、24回分を引いた実質価格は648円となる。64GBの月々サポートは2511円、実質価格は9720円。
総務省は携帯3キャリアに対して、スマートフォンを実質0円で販売しないよう勧告しており、各社は2月から実質0円での販売を控えていた。ドコモによると、FOMAからの契約変更に限られるものの、実質0円となることについて総務省から指摘が入ったため、価格を調整したとのこと。
3G端末からの乗り換えで、毎月の割引を増額する施策はKDDIとソフトバンクも実施している。KDDIは、auの3G端末を16カ月以上を使っていてiPhone SEに機種変更をすると、16GBモデルが実質720円に、ソフトバンクはソフトバンクのフィーチャーフォンを16カ月以上利用していてiPhone SEに機種変更すると、16GBモデルが実質432円となる。
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