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写真と動画で解説する 折りたたみ型タフネスケータイ「TORQUE X01」:G'zOne TYPE-Xとの比較も(2/4 ページ)
京セラはKDDI向けには、2014年夏に「TORQUE G01」、2015年夏に「TORQUE G02」のタフネススマホを開発してきたが、最新の「TORQUE X01」は折りたたみ型のLTEフィーチャーフォン。主な見どころを写真と動画でチェックする。
「MIL-STD-810G」18項目に準拠
タフネス性能は、米国防総省が定める耐久試験「MIL-STD-810G」の、防水(風雨、浸漬、雨滴)、防塵、耐衝撃(落下、衝撃)、温度耐久(高温動作、高温保管、低温動作、低温保管、温度衝撃)、耐振動、耐氷結(氷・低温雨、凍結-融解)、防湿、耐日射、低圧対応(低圧動作、低圧保管)の18項目に準拠した耐久試験をクリア。中でも落下試験は、「TORQUE G02」が「高さ1.5mからラワン材の合板への落下」なのに対して、「高さ1.8mからの鉄板・コンクリートへの落下」と、さらに厳しい条件にも耐えられるものに進化している。
展示ブースで行われていた落下試験のデモ。高さ1.8mから真下の鉄板にTORQUE X01を落としても、まったく問題なく動作している
防水や温度耐久、耐氷結性能を表現するために、氷水の中に沈められたTORQUE X01に電話をかけて、問題なく着信することを示した展示
各部のつくりでもアウトドアユースを想定した工夫がちりばめられている。例えば、テンキー直下の前面に配置されたデュアルスピーカーは、100dBという大音量を発生。フロントパネルを閉じてもスピーカーを完全には覆わないデザインも相まって、強い風や雨の中、周囲の騒音が大きいような環境でも、音が聞き取りやすい。また、カーソルキーやテンキーなどのハードキーは大きく、突起したデザインとなっていて、グローブをはめた手でも操作しやすくなっている。
フロントパネルはリアパネルよりやや短く、閉じた際にリアパネル下端のスピーカーが現れる。これにより、閉じた状態でもスピーカーの音が聞こえやすくなる。このデザインは京セラの北米向け携帯電話「Dura」シリーズにも相通じるスタイルだ。
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