iPhone 7 Plusユーザーが「iPad Pro(10.5型)」に触れてアリだと思った理由(2/2 ページ)
Appleの最新タブレット「iPad Pro」が発売された。最新の「A10X Fusion」チップを搭載し、ディスプレイが120Hz駆動になって操作性も向上。久しぶりにタブレットをじっくり使ったが、このiPad Pro(10.5型)はアリだと思った。
スピーカーの音が良い
スピーカーの音質が意外と(?)良いのも気に入っている。iPad Proは上部と下部に2つずつ、計4つのスピーカーを内蔵している。ボリュームを上限近くまで上げるとかなりの音量になり、個人的には外付けスピーカーなしでも十分だと感じた。もちろんステレオスピーカーのiPhone 7 Plusよりも音量は大きい。だからといって音割れをするわけではなくクリア。自宅での音楽プレーヤーとしても役に立ってくれそうだ。
iPhone 7と同等のカメラを搭載
カメラが「iPhone 7」と同等レベルに進化したのも特筆すべき点だ。アウトカメラは1200万画素で、レンズはF1.8。光学式手ブレ補正にも対応しているので、暗い場所でもブレを抑えて撮影できる。
iPad Proのような大きな端末だと、どうしてもシャッターを押したときにぶれやすくなるが、光学式手ブレ補正対応ならある程度は安心できる。実際に暗所で撮影してみたが、iPhone 7 Plusとほぼ変わらないクオリティーで明るく鮮明に撮れている。4K動画も撮影できるので、iPhone 7 Plusより画面が大きく解像度の高いiPad Proの方が、より高精細で迫力のある動画を楽しめる。
iPhone 7 Plusを使っている筆者にとって、iPad Proのカメラの出番は少ないが、外出先はiPhoneに任せて、自宅でiPad Proを使いながら気付いたときに子どもやペットを撮る、といったシーンで有効だ。しかもiCloudフォトライブラリやGoogle フォトなどを活用すれば、異なるデバイスで撮影した写真を一元管理できる。また、安価なSIMロックフリースマホやiPhone 6s以前のiPhoneを併用している人にとっては、より性能の高いiPad Proを“メインカメラ”として活用するのもアリだろう。
エンタメ用途にも十分オススメ
iPad Proを使って1つだけ残念に思ったのが、防水に対応していないこと。これだけディスプレイとスピーカーの性能が良いと、入浴中にも活用したいという欲が出てしまう。防水に対応したiPhone 7 Plusは、バスルームでも活躍している(防水=バスルームでもOKというわけではないので、注意は必要だが)ので、iPadの防水対応にも期待したい。
スマートフォンの大画面化に伴い、タブレットの出番がめっきり減っていた今日この頃だが、iPad Proを使い始めてから、外出先ではiPhone 7 Plus、自宅ではiPad Proという使い分けはアリと感じた。Proというネーミングから「仕事用」というイメージが強いかもしれないが、写真閲覧、ブラウジング、カメラ、ゲーム、音楽鑑賞、お絵かき……などのエンタメ用途にも十分オススメできる製品だ。
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