無料公衆Wi-Fiの「功罪」/“変態携帯”があまり出てこない日本:Mobile Weekly Top10
ソフトバンクグループの孫正義社長が株主総会で「無料公衆Wi-Fiスポットはなくすべき」という旨の発言をして注目を集めています。なぜ、そのような発言をしたのでしょうか?
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2017年6月19日〜2017年6月25日
- 孫社長「訪日外国人向けの無料Wi-Fiはなくすべき」
- ドコモの「Xperia XZ Premium」が「iPhone 7」を抑え、初登場1位
- これぞ“変態携帯”の極致 セパレートケータイ「F-04B」
- iPhone 7 Plusユーザーが「iPad Pro(10.5型)」に触れてアリだと思った理由
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今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2017年6月19日から6月25日までのアクセスランキングを集計しました。
今回の1位は、ソフトバンクグループの孫正義社長の株主総会での発言の1つをまとめた記事、「孫社長『訪日外国人向けの無料Wi-Fiはなくすべき』」でした。
現在、日本では訪日旅行客の利用を想定した無料公衆Wi-Fi(無線LAN)サービスが増えつつあります。観光庁でも「Japan. Free Wi-Fi」という共通シンボルマークのもと、各社・各所の訪日旅行客用無料公衆Wi-Fiサービスが使える場所をアピールする取り組みを行っています。
しかし、公衆Wi-Fiサービスの多くは、アクセスポイントとの通信に暗号化がかかっていません。接続後にWebブラウザまたはアプリを使った「認証」があるとはいえ、利用に当たって一抹の不安があるのは事実です。そういう意味で、「日本のLTEは世界で最も優れたカバー率と容量を持っているし、(ローミングの方が)セキュリティを保て」て安心なのは孫社長が言うとおりです。
ただし、ローミングはローミングで料金が若干割高になることが課題です。そういう意味では、ローミングより割安でどこでも使えるプリペイドSIMカードが「本命」です。訪日観光客向けのそれは、MVNOやソフトバンクが販売しており、7月からはNTTドコモも参入します。
無料公衆Wi-Fiサービスのセキュリティ向上を図りつつ、手頃なプリペイドSIMカードの入手性を高めて“適材適所”で使ってもらう――これが一番の理想だと筆者は考えています。2020年までに、うまく環境が整うといいのですが……。
ランキングの3位には、懐かしのケータイギャラリーから、「これぞ“変態携帯”の極致 セパレートケータイ『F-04B』」が入りました。
F-04Bはキー部分が分離可能で、Bluetoothを介してテンキー入力はもちろんQWERTY入力もできるという「時代の先を行く」ケータイでした。
最近、日本ではこのような「時代の先を行く」端末、あるいは「変態」な端末をほとんど見かけなくなりました。これも「時代」なのでしょうか……。
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