IBMがAppleに反論――「PowerPCの消費電力に問題なし」(1/2 ページ)
米Apple Computerの消費電力に関する懸念は根拠がないと、IBMは主張している。
Appleは先月、IBMのPowerPCプロセッサからIntelプロセッサへの乗り換えを発表した(関連記事参照)。将来版PowerPCの消費電力を考えると、今後のAppleシステムを設計するのがあまりに難しいというのがその理由だ。
だがIBMはそれに異を唱えている。同社はPowerBookのようなポータブルマシンを含むAppleの全製品ラインのニーズを満たすPowerPCを構築できると、同プロセッサを担当するシステム&テクノロジー部門開発担当副社長ロッド・アドキンス氏は主張する。
アドキンス氏は、Appleのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)が先月のWWDC(Worldwide Developer Conference)基調講演で主張したことに反論した。このときジョブズ氏は、将来版Intelプロセッサは将来版PowerPCよりも消費電力が少なく、従ってワット当たり性能も高いと語った。
「われわれの観点から見ると、これにはちょっと語弊がある」とアドキンス氏。同氏はシステム&テクノロジー部門で製品開発を監督している。
「Appleは公の場でPowerPCをそのように位置づけた」とアドキンス氏はeWEEKの取材に応えて語った。しかし、「明らかにわたしは違う見方をしている。Powerアーキテクチャには、電力管理および電力効率に関していかなる点でも制限をかける要素はないからだ」という。
PowerPCプロセッサは、Appleの全製品ラインをカバーできると同氏は言う。
だがむしろ、AppleとIBMとの関係の性質――AppleがFreescale Semiconductorというもう1社のプロセッササプライヤーを持っているという事実も含めて――が、Appleが採用できるIBMプロセッサのロードマップを制限していたと同氏は主張する。
「彼らはローエンドとモバイルソリューションには主にFreescale製品を使っていた。IBMはPowerBook、Xserve、iMacに集中させていた。そこが、われわれがAppleと深く協力していた分野だった」(同氏)
しかし「PowerPCアーキテクチャには、彼らのニーズのすべてに応えられる、包括的な製品ラインの提供を妨げるものは何もない」という。
Intel勝利の理由
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
9
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR