レビュー
ケータイのように気軽に手軽に――三洋「Xacti DSC-S6」(1/4 ページ)
三洋電機が発表した「Xacti DSC-S6」は、標準価格で3万8850円、実売では3万円を切る6メガピクセルデジカメだ。低価格、簡単操作を追求したエントリークラスのデジカメだが、シャッターボタンに触れるだけでピントが合わせられるタッチセンサーを搭載し、新しい使い勝手を実現している。
同時発表された「DSC-E6」のような秀でた特徴はないが、エントリーユーザーが使うには必要十分なスペックを備えたDSC-S6は、ケータイカメラのように気軽に使うのが似合っている。
安心感のあるデザイン
DSC-S6のデザインは、ちょっと古めの銀塩コンパクトカメラ、といった趣。奇をてらわないデザインで、気軽に構えられ、持っていて違和感がない。
表面はつや消しの加工がされており、デザイン重視のデジカメのようにツルツルしていないので安心感がある。高度な成形や高価な素材を使った製品にはかなわないが、手触りもなかなかよく、シンプルにまとめられていて好感の持てるデザインだ。素材はプラスチックで高級感は薄いが、価格相応といったところだろう。
本体サイズは93.1(幅)×60.5(高さ)×27.1(奥行き)ミリ、約124グラムとなっており、飛び抜けて小型軽量ではないが、十分コンパクトなサイズに収まっている。
背面には2.0インチのTFT液晶を搭載。DSC-E6に搭載された3.0インチ液晶に比べると小型だが、サイズとしては一般的で、大きな不満のないレベル。
背面右側がなだらかに盛り上がっており、ちょうど構えたときに右手親指を添えるとしっくりくる。細かいながら持ちやすさへの気配りを感じる。背面左側はぎりぎりまで液晶が迫っているので、両手で構える際は、左手の人さし指と親指でつまむような形で持つしかない。
背面のボタンレイアウトは、上部にズームレバーと再生ボタン、その下にメニューボタン、さらにその下に中央にOKボタンを配置した十字キーが並ぶ。悩むことはないレイアウトとボタン数で、使いこなしは簡単だ。本体上部には電源ボタンとシャッターボタンがある。
電源ボタンを押すと、実測では2秒強でレンズがせり出し、撮影が行える。このクラスとしては妥当なレベルだ。
レンズは35ミリ判換算で35~105ミリの焦点距離を備える光学3倍ズームレンズで、非球面レンズ2枚を含む5群6枚構成。レンズスペックもいたって普通で、焦点距離も幅広く対応できる範囲だろう。
ズーミング速度がややゆっくりしている点と、「ジージー」という機械音が何となく懐かしい感じをさせるが、特に大きな問題には感じない。素早く3倍までズーミングして被写体を狙う、という場合にはズームが追いつかないだろうが、そうしたシーンを狙うためのデジカメではないので、そのあたりは仕方ないだろう。
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