“Blu-ray内蔵”が「AQUOS」にもたらしたもの(2/3 ページ)
機械に弱い女性層やお年寄りまでをターゲットにした製品だけに、操作性に関しては極力簡潔で、不満を感じさせないようにした。チャンネル変更時に画面がワイプなどのエフェクトを伴って切り替わる機能を新搭載したのも同じ理由だ。「以前より早くなったとはいえ、デジタル放送のチャンネル切替はアナログ放送に比べて遅い。DXシリーズは従来機と比較して少し早い程度だが、このエフェクトがあると数値以上に早く感じる。タイムラグが気にならない」。
そうした設計思想は、録画機能にも見て取れる。例えば録画予約は電子番組表を基本とし、番組を選んでリモコンの「決定」ボタンを押すだけでいい。一般的なレコーダーなら、決定ボタンを押すと番組の詳細情報画面か、あるいは詳細設定画面でワンクッションおいてから確定する場面だが、「予約するたびに設定を変更する人は少ない」という判断だ。レコーダーの操作に慣れている人は一瞬とまどうかもしれないが、言われてみれば確かに毎回設定を変更するという人は少数派だろう。
逆に録画モードの変更などを行いたい場合は、もう1度番組表の当該番組か、画面左側の予約一覧を選択して設定画面を呼び出す。ここでプルダウンメニューを使い、録画モードや繰り返し録画などの設定を変更可能だ。AQUOSファミリンク対応のレコーダーを外付けしている場合は、録画先としてファミリンク対応レコーダーもリストアップされる。
番組表では、左側4分の1を使って予約リストを表示する。予約リストはタブ形式になっており、4予約×4ページの計16が予約件数の最大値。リスト上で録画モードやメディア残量が確認できるのは一覧性が高く、分かりやすい。反面、番組表そのものの情報量はさほど多くないが、詳細番組情報の一部が表示されていたり、特定ジャンルの番組に色つきのアイコンを設定する機能など、見やすさ重視の機能は備えている。
録画モードは、放送波のストリームをそのまま記録するTSに加え、MPEG-4 AVCトランスコーダーによる2倍、3倍、5倍録画の4モードをサポート。2層BDメディアを使用すれば、5倍モードで21時間を超える録画が可能になる。デフォルト設定が5倍になっているあたりはHDDを搭載しないBDレコーダーならではといえるだろう。
録画解像度はいずれも1920×1080ピクセルで、ビットレートはそれぞれ 約12Mbps(2倍モード)、8Mbps(3倍モード)、約4.8Mbps(5倍モード)。音声はAACのままで、3倍モードまではデータ放送の情報も記録されるが、5倍モードではデータ放送の情報を削除してメディア容量を節約する仕組みになっている。
なお、繰り返し録画を行う際は、1つ気をつけなければならないことがある。例えば毎週月曜日の午後9時に始まる1時間のドラマを録画するとき。直接番組表で予約した初回は一般的なレコーダーと同じように野球放送の延長などがあっても追従録画してくれるが、次回以降は追従しない。これは、番組表を毎回検索するのではなく、月曜日の“午後9時から10時まで”という時間録画に切り替わるため。この点はユーザーが注意しておく必要がある。
またHDDを搭載していないこともあり、編集機能に関しては完全に割り切った仕様だ。カット編集やプレイリスト編集といった機能は持たず、チャプター機能も5分、10分など設定した時間ごとに自動チャプターを設定する機能だけ。任意の場所にチャプターを打つことはできない。キレイにCMをカットしてアーカイブしたい人には向かないだろう。ただ、多くの人はリモコンの「30秒スキップ」および「10秒戻し」のボタンで再生時にポンポンと飛ばしていけば事足りるはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
10
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR