レビュー
発想の逆転、無線LAN内蔵SDカード「Eye-Fi」を味わう(4/4 ページ)
電源に注意
無線LANのない環境で撮影しておいた画像の扱いもいい。屋外などで撮影しておいた画像は、帰宅してカメラの電源を入れると、自動的に転送されるのだ。あとは放置しておけば、いつの間にか指定のフォルダやオンラインアルバムに画像が保存されている。
例えば旅行の画像を友人などに配布する際も、そのままオンラインアルバムで共有設定をしてそれを知らせればいいので簡単だ。
ここで注意は、やはり電源。無線LANでの転送には電力が必要で、カメラのバッテリーを思いのほか消費する。あまり大量の画像を転送しようとすると、いつの間にかカメラの電源がなくなってしまうという事態も想定される。
最近のデジカメはバッテリーを取り外して充電するパターンが多いが、ACアダプターを直接カメラに接続するタイプだと電源が切れることがないので便利だろう。
あと、個人的に気になっていたのは、SDメモリーカード用アダプターを使うことで、SDメモリーカードに標準対応しないカメラでも使えるのかどうかという点。発売後、製品サイトにアダプター利用についてのQ&Aが追加されていたので、ユーザーからの問い合わせは多いようだ。
実際に試してみよう。用意したのはサンワサプライの「SDHC用CF変換アダプター ADR-SDCF」。これにEye-Fiを挿入し、CFカード対応のカメラに差し込んでみた。ただし、製品自体はこうしたアダプターを介しての利用をサポートしていないので、あくまでも自己責任で。
利用したカメラはオリンパス「E-420」。実際に撮影してみると、画像はあっさりと送信された。Eye-FiのサイトによればCFカードアダプタの利用はサポート外であり、無線範囲が「著しく狭まる」ということらしい。サポート外なので個人の責任で利用してほしいが、使ってみた感じは特に違和感も問題もなく利用できた。持っているカメラがCFカードスロットしかない場合でもEye-Fiを活用できそうだ。
Eye-Fiを使うことで、カメラの機動性が向上する。撮影した画像がすぐさまオンラインアルバムにアップロードされるのは、まるで携帯カメラを使っているかのよう。それでいながらより高画質なデジカメ画像を、高速にアップロードできる点がいい。
現在、英語版では無線LANの位置情報から画像のEXIFにジオタグを埋め込むサービスを有料で提供しているが、どんなカメラにも無線LAN対応とできるEye-Fi、今後、さらに新たな展開も期待できる。今年中には日本でもモバイルWiMAXのサービスが開始されるが、Eye-Fiと同じようなカードが登場したら、屋外でも撮影画像をすぐさま転送するということが可能になるかもしれない。そんな期待ができる製品だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
9
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR