新生活テレビ特集(2)
最新薄型テレビにみる“節電”のテクニック(1/3 ページ)
前回は、液晶テレビの消費電力を下げるパネル技術を紹介したが、今回は“エコ意識”の高まりをうけて各社が新しく実装した節電機能を見ていきたい。メーカーごとにアプローチはさまざまだが、春の新製品に多く見られるのは“もったいない”状況を自動的に回避しつつ、使い勝手や画質といった別の部分でも役に立つものが多い。自分のライフスタイルに合ったテレビを選ぶことで、従来以上に電気代の節約とプラスアルファの満足を提供してくれるはずだ。
意外とベーシックなシャープ、見る人によって画質を調整する三菱
まず、前回32V型などいくつかの製品が“省エネトップランナー”と紹介したシャープだが、意外にも付加的な節電機能はあまり搭載していない。テレビ放送が終了したときや一定時間操作がなかった場合に自動的に電源をオフにする「無信号電源オフ」「無操作電源オフ」、そして「明るさセンサー」によるバックライトの輝度調節など、他社製品も標準的に備えている機能が中心だ(→“エコ”は付加価値ではなく基本性能――AQUOS AE6シリーズ)。
「映像オフ」機能は、チューナーなどの電源は入れたまま、液晶画面だけをオフにして、番組音声や音楽を楽しむという、いわゆる消画モード。例えば主婦の場合、洗い物や掃除など家事をしながら、テレビの音に耳を傾けていることも多いはず。そんなとき、もっとも電力を消費する液晶画面を消し、音だけにすればいい。
4月17日に新製品をリリースした三菱電機も「無信号電源オフ」「無操作時電源オフ」「消画モード」「電力量節約モード」「明るさセンサー」など、ベーシックな節電機能は共通だ。面白いのは、テレビの消し忘れを防ぐために明るさセンサーと連携して電源をオフにする機能。あらかじめ設定しておくと、照明を落とした約6秒後にテレビの電源が切れるため、この時間差を利用して照明のスイッチを切ってから部屋を出るまで、あるいはベッドに潜り込むまで、テレビが照明代わりになってくれる。
新機能は、ユーザーの年齢や部屋の明るさに合わせて画質をコントロールする「ECO画質モード」。子ども用の「ジュニア」やお年寄り向けの「シニア」が用意されており、例えばアニメやテレビゲームなど明るい画面を見ることが多い子どもたちの場合、明るさを全体的に抑えて目に優しい画質に調節する。今までの製品にも同様の機能を持つ「家庭画質モード」が搭載されていたが、春の新製品からは「明るさセンサー」と連動して、より柔軟に画質を変更するようになっている。また、省エネ効果を画面上で確認できる「ECOメーター」「ECOモニター」も新しい(写真参照)。
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