名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ(第36回)
550円の「Raspberry Pi Pico」をいじり倒す(1/2 ページ)
2021年の1月21日に「Raspberry Pi Pico」が発売されました。日本でもすでに発売されているので手に入れた方もいるかもしれません。私も先日スイッチサイエンス(税込550円)に注文して届いたばかりです。
Raspberry Pi Picoはこれまでのラズパイシリーズとは異なり、OSを搭載することができません。このためコンピュータではなく、「マイクロコントローラーボード」という呼び方をしています。
プログラムもC/C++と、MicroPythonというPython 3と互換性のある言語のみしか使えません。また、本体には端子が用意されていないので、自分でピンヘッダを購入してはんだ付けするか、Raspberry Pi Picoを取り付けて利用できるハードウェアを使う必要があります。ちなみに海外のサイトですが、PIMORONIではRaspberry Pi Picoと組み合わせて使うキットが発売されています。
制約が多いチップですが、他のラズパイと同じようにGPIOが用意されており、SPIコントローラーが2系統、I2Cコントローラーが2系統、シリアル通信ができるUARTが2系統あるほか、PWMに至っては16系統用意されています。
これだけのI/Oがあれば、センサーなどを組み合わせることで、IoTデバイスとして何かできそうな気がします。実はこの連載で、とある方法でラズパイをIoTデバイスにして使う方法を解説しようと思い、システムはすでに組み上げているのですが、「Raspberry Pi Picoでやっても面白いかも……」と考えています。
また、これまでのラズパイシリーズにはなかったアナログ入力が搭載されたのも注目するところです。
ラズパイのスペック概要を挙げておくと以下のようになります。
- コントローラー:RP2040
- SoC:デュアルコアArm Cortex-M0+プロセッサ(133MHz駆動)
- SRAM:264KB
- GPIO:26(アナログインプット3)
- 入出力:UART×2、SPIコントローラー×2、I2Cコントローラー×2、PWMチャンネル×1
- USBポート:USB 1.1×1
- 電源:1.8~5.5V DCをサポート
- その他:温度センサー内蔵
- サイズ:21 mm × 51 mm form factor
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名刺サイズの超小型PC「ラズパイ」で遊ぶ
今やスマートフォンアプリで何でも完結できてしまう時代。しかし、一から自分の手でデバイスを作り上げ、試行錯誤しながらアイデアを具現化する楽しさは格別です。この連載では、テーマや用途にあわせてマイクロコンピュータ(マイコン)と呼ばれる名刺サイズの超小型PC「Raspberry Pi」(通称ラズパイ)の活用方法から具体的な工作手順までを紹介します。
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