小寺信良のIT大作戦
起動しないMac miniをChromebook化して家庭円満に(3/3 ページ)
体験としてはたどたどしいが、マシン延命は確実
起動すると、そこはもうほとんどCloudReady 2.0である。使い始めすぐには日本語入力に切り替わらなかったが、言語設定を確認しているうちに切り替わるようになった。
Googleアカウントで同期できるので、以前使っていた自分のChromebookの環境がそのまま読み込まれる。新規に使い始めてもツールがすでに揃っているというのは、「使い出し」が早い。
Mac mini 2014はもともとHDMIからの4K出力に対応するので、インストール後に4Kテレビにつないでみたところ、問題なく4K解像度で出力できた。実際にWeb版Notionを使ってこの原稿の序盤を書いてみたが、特に不安定になることもなく、入力することができた。スクリーンショットなどの機能も問題なく動作する。
また当然だが、macOSよりもレスポンスは良好だ。そうでなければ使う意味がないわけだが、マシンの延命という意味では可能性があるように感じた。
またインストール時には、子供用のGoogleアカウントで設定することもできる。インストール後にChromebook上で使用制限を設定し、そのあとはスマホアプリの「ファミリーリンク」で管理する、という流れになる。
自分用にインストールした場合は、「アカウントの追加」で子供用のアカウントを設定しても同じことになる。ただこの場合は自分のアカウントもマシンに残るので、パスワードがバレてアカウントが勝手に使われるといったトラブルが起きる可能性はある。一方で自分でマシンのパフォーマンスをチェックしたいといった場合には、自分のアカウントがあったほうが便利だろう。
子供のいる家庭では、子供用のマシンをどうするか問題が今後出てくると思うが、古いパソコンを与えただけではパフォーマンスが追いつかないとか、OSが古くて使い方が違うなど、コンピューティング体験が阻害される可能性がある。だがOSが新しく軽ければ、そうした問題も解決するだろう。
Chrome OS Flexは、手持ちの資産を眠らせないという役割を果たすわけだが、単に動いた動いたで終わりでなく、その資産を使った次の一手が考えられるようになる。そこまで行って、初めて1セットになっているということでもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
小寺信良のIT大作戦
ベテランのテクノロジーライターである小寺信良さんがIT分野全般にわたって考察する。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
陸自が「イオンモール熊本」内部をドローン撮影 防衛省が映像公開
-
2
PayPayアプリで熊本地震への寄付が可能に 最短3ステップ・1円から
-
3
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
4
TSMC熊本工場、段階的に通常操業へ 熊本の地震で一時中断、従業員の無事確認 台湾報道
-
5
熊本「通れた道」マップ、トヨタが公開 ホンダも「通行実績情報マップ」
-
6
熊本で非常時Wi-Fi「00000JAPAN」発動中 KDDIが無料開放、他社ユーザーも利用可
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
-
9
Anthropicのミュトス、暗号アルゴリズムの新たな攻撃法を発見――耐量子署名「HAWK」の強度を半減
-
10
“脳のゴミ”は鼻から捨てられていた? 老化で詰まる排出路、薬を鼻から投与で改善 韓国主導チーム研究
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR