房野麻子「モバイル新時代」
三木谷氏もサプライズ登場の「MWC」 最大のテーマは「O-RAN」、キラーを模索中の5G(4/4 ページ)
大きな存在感を放っていたファーウェイ
そのファーウェイだが、MWCでの存在感は未だ大きかった。1つのホールをほぼ貸し切った巨大なブースには圧倒されるほどで、基地局からデータセンター設備、パソコン、端末も取り揃えて展示していた。基地局設備の展示では省スペース性、省電力などで技術力の高さを見せていた。
ファーウェイは通話にも新しい機能を提案していた。通信キャリアのコアネットワークに、ファーウェイが提供するプラットフォームを追加することで、例えば通話音声を自動で翻訳したり、ビデオ通話時にキャラクターが表示されて通話者の動きに反応して動いたりといった機能が利用できるようになるという。
また、仮にレストランの電話なら、メニューが確認できて、テーブルの予約も可能になる。端末に専用アプリは不要で、標準の電話アプリで利用可能だ。この新しい電話機能は中国ではすでに商用展開されており、3GPP(携帯電話システムの国際標準仕様を策定する機関)で標準化の予定もあるとのことだ。標準化されれば、より多くの国で使われることになるだろう。
ただしファーウェイに対しては、米国政府が制裁を強化し全面禁輸にするという報道がある。すでに禁輸措置がとられている5Gスマホ向けの先端半導体などに加え、米国の技術や製品が全面的に輸出禁止となると、ファーウェイの通信ビジネスに対する打撃はかなり大きなものになるはずだ。来年のMWCでも変わらぬ姿を見られるか、予断を許さない。
筆者プロフィール:房野麻子
大学卒業後、新卒で某百貨店に就職。その後、出版社に転職。男性向けモノ情報誌、携帯電話雑誌の編集に携わった後、2002年にフリーランスライターとして独立。モバイル業界を中心に取材し、業界動向を追っている。
<!--info end-->
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
房野麻子「モバイル新時代」
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
「あ、その情報メモしたい!」を叶えるワイヤレスイヤフォン、Nothing「Ear (3a)」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR