ARはどこまで現実に溶け込める? ポケモンGOのNianticが手がけたペット育成ゲーム「ペリドット」の挑戦(2/2 ページ)
ペリドットでは、ポケモンGOでいう「ジム」や「ポケストップ」のある場所──POI(Point of Interest)に行くと、現実とARのオブジェクトが融合した光景を見られるようになる。例えば空に巨大な風船のようなオブジェクトを表示するなど大胆な演出も可能になる。
これはLightship ARDKのVPS(ビジュアル・ポジショニング・システム)による。実はIngressやポケモンGOにはユーザーがPOIとなっているスポットをスマホで撮影してNianticのサーバに送ると特典がもらえる仕組みがある。このためNianticは既に世界中のスポットの3Dデータを保有済み。VPSは位置情報とあわせ、そうしたスポットに数cm単位という精度でバーチャルなオブジェクトを配置する。
残念ながらペリドットの配信当初は環境のARは使えないという。しかしホーリンさんは「必ず実装したい」と話していた。
NianticのAR投資の全てが入ったゲーム
Nianticのジョン・ハンケCEOは、ペリドットを「NianticのAR投資の全てが入ったゲーム」と紹介した。「IngressやポケモンGOはユーザーの想像力に頼っていた部分があった。技術が足りなかった。しかしAI技術とComputer Vision(コンピュータが周囲の世界を理解する技術)に投資し、この分野をけん引するチームができた」という。
その成果としてNianticはAR開発者向けプラットフォーム「Lightship ARDK」を提供している。これをフルに活用したら一体どんなARゲームができるのか。ペリドットの配信にはそうした目的もありそうだ。「私たちは才能のあるゲームデザイナーに最新鋭の技術を使って何ができるのか、一番先鋭的な例を提供する」(ジョン・ハンケCEO)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
4
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
5
Xの「いいね」長押しで1ドル送金 マスク氏が“投げ銭”機能を予告
-
6
「楽天ドライブ」に不正アクセス 保存したデータなど1.5万アカウント分が取得・閲覧のおそれ
-
7
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
8
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
9
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
10
「漏えい」の一言で素通り客が振り返る──相次ぐ情報流出の中で開幕のセキュリティ展示会 来場者の態度も激変
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR