目のピント合わせを外部デバイスにアウトソースしたら“未来”が広がった 「ViXion01」を体験してきた(2/3 ページ)
“眼鏡”を期待しないで
一方で、視野の狭さは気になった。レンズの径が小さいため、はっきり見える範囲は円形で、その周囲のぼやけた視界も常に目に入っている。双眼鏡をイメージすると分かりやすいだろう。室内ならともかく、この視野で外を歩くことはできそうにない。
もう1つ気になったのは、nendoの佐藤オオキ氏が手がけたという近未来的なデザイン。かっこいい。かっこいいんだけど……普通の社会人が街中で使うには少しばかり勇気がいる。そんなことを考えていたら、南部社長が意外なことを言い出した。
近未来的なデザイン、そしてクラウドファンディングというテストマーケティング手法は、いずれも「あえて購入のハードルを少し上げるために採用した」というのだ。
ViXion01は視野が狭く眼鏡を代用できるものではない。用途も限られる。一方で目のピント調節で本当に困っている人など、ViXion01を必要とする人もいる。医療機器ではないから誰でも購入できるが、だからこそ購入前にその仕様や特性をしっかり理解してほしい。そのためのハードルだ。南部社長は「“眼鏡”を期待しないでほしい」と話している。
では、現状どんな人に適しているのか。
ViXion01の開発を担当した内海俊晴さん(取締役、開発部長)によると「細かい作業を長時間する人、例えば模型作りや半田ごてを使った電子工作、PCで長時間原稿を書く人など」。確かに細かい作業をする時にメガネを着脱する煩わしさから解放されるのはうれしいだろう。
「製品を出した後、ユーザーの方々が我々の想像とは違う使い方をするケースもあるでしょう。まずは体験してほしい」と南部社長。29日から二子玉川にある「蔦屋家電+」(東京都世田谷区)で先行体験も可能な展示を行う。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
2
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
3
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
-
4
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
5
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
6
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
7
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
-
8
ロリポップ改ざん問題でツイート炎上のGMO熊谷社長、「強気すぎた」と謝罪
-
9
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
-
10
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR