分かりにくいけれど面白いモノたち
最後は必ず“ネコギュウギュウ” 猫の習性をルールに生かした陣取りゲーム「ネゴ」誕生秘話(2/7 ページ)
スタッフ全員ネコ好きだった
そもそも、この「ネゴ」は、10年以上前に、森井氏とスタッフが全員猫好きだったこともあり、ユカデザインの新規事業として、「猫を仕事にしよう」というプロジェクトを立ち上げたことから始まっている。そこから、いくつかの動きがありながら、具体的な形になったのが、2019年7月に+dから発売された「ネコカップ」だ。
そして、砂場や砂浜、アウトドアの現場などでいくらでもネコを量産できてしまう「ネコカップ」は、大ヒット商品となる。その魅力は、なんといっても、リアルではないけれど、猫の可愛さと怠さのようなものを見事に表現した造形と、それを誰もが再現できる手軽さ。そして、十分な存在感がありつつ大き過ぎないサイズ感だろう。
「サイズは、最初から大体このサイズでした。外に持ち出して使うものなので、持ち運びがしやすい大きさで、小さ過ぎないギリギリのサイズという感じです。形も、猫のリアルなアウトラインを持ったものではなくて、私の記憶の中にある猫のシルエットなんです」と森井氏。
実物大だと、持ち歩けないし、砂を入れたカップをひっくり返すのも大変。そういう意味でも絶妙なサイズ感だったのだろう。しかも、幅233mmという大きさは、家の中でオブジェとして飾っておくにも良いサイズ。
この「ネコカップ」は、大ヒットしたこともあり、ユーザーの手によって、思わぬ方向に展開する。
「こちらは全く想定していなかったんですが、ユーザーの方が『ネコカップ』をチャーハンとかケチャップライス、ゼリーなどの型として使ってくださっていたんです。それで、元々、小さいサイズのものは作りたいと考えていたので、食べ物で使いやすいサイズのものをと『コネコカップ』を作りました。『ネコカップ』だと3人前くらいの大きさになるので、ちょっと大きいですよね」と森井氏。
「コネコカップ」の容量は大きめお茶碗一杯分くらい。「私の1食分という感じなので、もしかしたらちょっと大きいと感じる人も居るかも知れません」と森井氏は笑う。
そして、その次の展開がボードゲーム「ネゴ」になる。その飛躍はどのようにして起こったのだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
分かりにくいけれど面白いモノたち
ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説します。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
肖像画をChatGPTに読み込ませて出力→加工して納品 委託先による著作権侵害で、小学館「サライ.jp」が謝罪
-
2
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
-
3
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
4
トランプ大統領、「AI Force」創設を表明 「AI脅威論はでっちあげだ」
-
5
Googleの「Gemini」も能力テスト中に実在企業3社に侵入──WSJ報道
-
6
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
7
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
8
メインで使うスマホ、Androidが54.1%でiPhoneを上回る 40代以上の最多シリーズは「AQUOS」
-
9
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
10
「食欲が削られる」――AIで作られた“気色の悪い飲食店メニュー”がXで物議 「実物を見たい」の声も
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR