分かりにくいけれど面白いモノたち
最後は必ず“ネコギュウギュウ” 猫の習性をルールに生かした陣取りゲーム「ネゴ」誕生秘話(6/7 ページ)
不思議なのは、ゲームを何度かやっていく内に、猫の習性に基づいたルールについてはとても簡単に覚えられるということ。むしろ、ゲーム自体の難易度の調整のために設けられているルール、例えば、盤の端から端までをつなぐように駒を置くことは出来ないとか、1×4マスを占有する細長いネコ「ノビネコ」は、自陣のボスネコに触れるように置いてはいけない、といったルールの方がうっかり忘れがちだ。
ただ、遊んでみると分かるけれど、それらのルールのおかげで、ゲームの面白さがかなり広がっているのも確かなのだ。つまり、ゲーム中に、「ああ、そこをつなげられれば楽なのに」とか思ってしまうシチュエーションがかなり多いことに気がつくわけだ。一番思うのは、1×3マスを占有する駒がないことの不便さ。これは逆に言うと、その駒があれば、様々な局面でとても役に立つということ。
「実際、最初は、1×3マス占有の駒もあったんです。ただ、あまりにも万能に使えてしまうのでなくしました」と野島氏。
そのあたりは、何度もプレイしながらブラッシュアップしていったそうだ。駒の数も種類も最初はもっと多かったそうだ。また、テストプレイでは、先手有利、後手有利がハッキリ出ないように調整することが大変だったという。
そうやって、時間をかけて作っていったゲームなので、もしかしたら必勝法とか、定石のようなものを発見されたのではないかと思ったのだが、森井氏によると「これが、今のところ必勝法は見つかっていません。定石みたいなものも、まだないんです」ということだった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
分かりにくいけれど面白いモノたち
ITから文房具まで幅広く活躍するベテランライター、納富廉邦さんが言語化しづらいけど面白いガジェットやサービスを分かりやすく解説します。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
肖像画をChatGPTに読み込ませて出力→加工して納品 委託先による著作権侵害で、小学館「サライ.jp」が謝罪
-
2
新作「鬼武者」にハマったマンガ家が熱弁する、他とは違う“パリィ”の魅力とは?
-
3
経営「AIでラクして早く帰って」→社員「帰らない」 工数最大9割減のDeNAも悩むAI効率化の壁
-
4
トランプ大統領、「AI Force」創設を表明 「AI脅威論はでっちあげだ」
-
5
Googleの「Gemini」も能力テスト中に実在企業3社に侵入──WSJ報道
-
6
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
7
メインで使うスマホ、Androidが54.1%でiPhoneを上回る 40代以上の最多シリーズは「AQUOS」
-
8
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
9
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
10
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR