ANAのシンプル運賃って「そういうプラン」なの? ネットで囁かれる“後回し”の臆測を広報は全否定(3/3 ページ)
ANAはオーバーセールスを約款に明記
オーバーブッキングで目的の飛行機に乗れないリスクがあるのは他の航空会社も変わらないが、ANAの場合は以前から約款で「オーバーセールス」(直前にキャンセルされる分を見込んで、実際の座席数よりも多く予約を受け付ける販売方法)について明記している。さらには「搭乗を断る場合がある」ともあり、素人目にはオーバーブッキングにより乗れないケースも生じやすい構造のようにみえる。
ITmedia NEWS:オーバーセールスを行うことは理解できますが、利用者にはそういった認識がないため、席が確保できなかった人がSNSで不満を語っている状況に見えます。今後のPR活動等で周知するお考えはありますか?
ANA広報:繰り返しとなり恐縮ですが、ご予約をお持ちでもご都合により空港にお越し頂けないお客様もおられます。過去の便の搭乗実績に基づき、空席になると想定される座席を、実際にご利用を希望される一人でも多くのお客様にご搭乗頂けるよう、一部の便で座席定数よりも多くのご予約を承っています。万が一、ご予約をお持ちのお客様の数が座席数を上回り、座席が不足した場合は「フレックストラベラー制度」を活用し、便の変更にご協力いただけるお客様を募り、協力金をお支払いさせていただいております。原則、お客様の自主的なお申し出に基づき、ご協力いただいております。搭乗手続き済みのお客様に対し、ご了承なくお断りすることはありません。本制度については、HPでお知らせをさせていただいております
最後にオーバーブッキングで予定が狂った人も多くいたと思われるため、PR面で個人的に気になっていたことを質問した。
ITmedia NEWS:5月20日のプレスリリースの画像において、シンプル運賃は「予定はしっかり決まってる!」人におすすめとあります。どのような意図でこうした文言にされたのか教えてください
ANA広報:シンプル運賃はお支払額が抑えられる、かつ「予約変更が不可」であるため、ご予約が決まっていて予約変更のサービスが不要なお客様に、お得な料金でご利用いただけるメリットがございます。この背景から、HP上の記載をさせていただいております。なお、搭乗に際して運賃によって不利益が生じることはありません
今回の取材を通じ、少なくともシンプル運賃について、1)優先度が低いことはない、2)搭乗に際して運賃によって不利益は生じない、ことが確認できた。今後、もし窓口で「そういうプラン」と言われることがあれば参考にできそうだ。
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