入門機だけど「これがいい」 XREALの「xbx a01+」は62gしかない大画面だった(3/4 ページ)

着脱式フロントフレームと遮光カバー

 デザイン面でのユニークな試みとして、着脱式フロントフレームが採用されています。本体購入時から装着済みで、ブルーのレンズが映える近未来的な外観を作り出しています。このフレームを外すと、重量はさらに軽い56gになります。

 さらに面白いのが、このフロントフレームの公式3Dデータ(.obj)が提供されるという点です。3Dプリンタを持っていれば、好きなデザインのフレームを自作してカスタマイズできるわけです。

 付属品には遮光カバーも含まれています。装着すると周囲の光が気になる環境でも、没入感が高まります。ただ、実際には標準の状態でも十分な没入感があり、遮光カバーなしで使うことがほとんどでした。

付属の遮光カバー

 もちろん、普段からメガネをかけている人向けに、度付きのインナーレンズを作ることも可能です。日本ではJUN GINZAが対応しています。

GalaxyのDeXモードとベストマッチ

 実際にスマートフォン(Galaxy Z Fold 7)に接続して使ってみました。結論を先に言うと、スマホを使ったNetflixやYouTubeの視聴環境として、これは最高ランクです。特にGalaxyのDeXモード(外部ディスプレイ出力機能)との相性が抜群。スマホ本体をマウスパッド代わりにできるので、操作も含めて、非常に快適でした。

 驚いたのは、インナーレンズを作る時間がなかったため、強引に普段自分がかけているメガネの上から「メガネオンメガネ」でかぶせて使ってみたのですが、あっさりと使えてしまったことです。これもツルの出来栄えのよさが理由で、フィッティングできる範囲に余裕があるのです。そして何より、62gという軽さのおかげで、メガネの上に重ねても重く感じません。もちろん、普段メガネをかけている人は、ちゃんとインナーレンズを作った方がより快適になることは言うまでもありません。

移動中や寝る前の「自分だけの映画館」

 この軽さによる心理的な安心感は絶大です。これなら、飛行機や新幹線など、座ったままの長時間移動でも間違いなく持っていきたいと思えます。

 実際に停めたクルマの中で使ってみましたが、実に快適でした。シートを軽くリクライニングして、頭を少し上にした状態で、スマートフォンのバッテリーが許す限り大画面を楽しめます。車中泊や入院時のパートナーとしても優秀でしょう。寝る前にアニメを1本消化する、という使い方もぴったりです。

 PCへの接続も、USB Type-Cの映像出力(DisplayPort Alt Mode)に対応しているPCであれば、設定不要でケーブル1本でつながります。ただし、Nintendo SwitchやSwitch 2はアダプターが必須になります。

USB Type-Cケーブルを接続した状態

 電車での移動中は、少し上を向いた姿勢で使うと画面が安定して見やすくなります。移動中の映像ブレが気になる場合は、手ブレ補正機能をオンにすることで視聴画面の揺れを抑えられます。

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この記事の著者

いしたにまさき
いしたにまさき

ブロガー、ライター、アドバイザー、プロダクトデザイナー。2011年アルファブロガー・アワード受賞。ひらくPCバッグシリーズのデザインにて、2016年グッドデザイン賞受賞。

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