“ほったらかしAI動画編集”を「DaVinci Resolve」で試す これが今のベストチョイスかも(2/3 ページ)

 まずは簡単なところから、12分ほど収録した筆者のトークから、1秒以上の無音部分を検出してカットするという作業をやらせてみた。作業に4分半ほどかかったが、人間がやるよりは早い。音声の切り込みは、切り過ぎないよう少し余裕を持たせるという配慮も見せた。人間がやる場合は内容の把握という重要な作業も並行して行うので、時間がかかるのは当然だが、不要部分だけ先にカットしたものを見ればよくなる。

1秒以上の無音区間を削除させる
新しいタイムラインが作られ、無音部分がカットされた

 確かに言葉を切り過ぎているという部分は少ない。ただ実際の言葉のカット編集では、しゃべり終わりの「間」も大事なので、そこは人間が手を動かして作業するべきだろう。

 編集結果は現在のタイムラインをバックアップして新規タイムラインが作られる。よって作業を重ねるたびにタイムラインがどんどんできることになる。

 無音部分は音声が-40dB以下の部分と判断しているようだが、喋ってはいないが物音がゴソゴソしているという部分は残ってしまっている。よって人間の音声が検出できない部分も追加で削除するよう指示してみた。

人が喋っていない部分の削除を指示

 するとAIはDaVinci Resolveの文字起こし機能を呼び出して実行させ、それによって人間の音声がない部分をカットするという方法論を自動的に実行した。人間が方法を指示しなくても、AIが自律的にDaVinci Resolveの機能の中で目的に使えそうなものを選んで使っている様子がうかがえる。

自動でDavinci Resolveの文字起こしツールが起動

 こうした自動カットを使うと、数フレームだけのカットというのがあちこちに出来上がる。ライムラインを全体表示にしていると、1フレーム程度のカットの残骸は見落としてしまうので、それも削除を依頼した。

自動カットの残骸みたいなものも処理

 収録された音声は、Lchがラベリアマイク、Rchがカメラマイクとなっている。こうした集音の仕方は、プロの現場では一般的なものだ。カメラマイクの音声は今回は使わないので、Lchの音声だけを生かし、センターへ定位させる必要がある。

オリジナルはLchのみレベルが高い

 前回Palmier Proで同様の作業をさせてみたが、チャンネルを分離する機能がないということで実行できなかった。だがDaVinci Resolveにはそうした機能もプラグインもあるので、問題なく実行できた。

Lchだけをセンターに定位できた

 全ての編集点にトランジションを設定するという作業も、エフェクト名「スムースカット」を指定して適用するということもできた。トランジションの長さ6フレームは特に指示しておらず、AIが自分で考えた設定である。

全ての編集点にスムースカットを挿入するのもコマンド一発

 タイトルの挿入も指示してみた。挿入位置とタイトルの文言を指定すると、黒バックに白文字のタイトルを挿入してくれた。

タイトルの挿入も指示できる
実際に挿入されたタイトル。改行位置も問題ない
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