米連邦取引委がAI大手の調査開始 AnthropicやOpenAIなど、暴走や悪用の懸念
米主要メディアは9月30日、米連邦取引委員会(FTC)が人工知能(AI)開発企業に対する広範な調査を開始したと報じた。消費者に危害が及ぶような潜在的な危険性の有無を明らかにすることが目的。米Anthropicや米OpenAIといった主要企業が対象になる見通しだという。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によるとFTCは、不公正な取引や詐欺的な慣行を禁じる法令を根拠に調査を開始。消費者データの扱いやAIの性能に関する情報公開のあり方も調査対象になる可能性がある。
FTCはAI開発企業に情報提供を求めたり、各社の経営幹部に証言を求めたりする方向だとしている。
AIが「暴走」して制御不能になったり、犯罪集団などに悪用されたりする事態への懸念が高まっている。7月にはOpenAIの開発中のAIが別のAI新興企業のシステムに侵入する事案が発生。その後もAI大手の元研究者らが、AIの利用に伴って想定外の事態が起き、人類に深刻な危害が及ぶリスクがあるとして警鐘を鳴らしていた。(ワシントン=塩原永久)
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