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青色LED訴訟、発明の対価は200億円

» 2004年01月30日 19時47分 公開
[ITmedia]

 青色LEDの発明者である中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授が、発明当時在籍していた日亜化学工業に対し、発明の対価の一部として200億円の支払いを求めていた訴訟の判決が1月30日、東京地裁であった。判決は請求通り、日亜側に200億円を支払うよう命じた。

 発明の対価として個人に巨額の支払いを認めたことで、企業の発明報奨制度にも大きな影響を与えそうだ。

 東京地裁が2002年9月に出した中間判決では、中村教授側の「自由発明だった」との主張を退け、所属企業の業務の一環として行われた「職務発明」だったとし、特許権は日亜側に譲渡されたと認定。その上で発明の対価の相当額について審理していた。

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