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JP DNSにIP Anycast技術を導入して分散化

» 2004年02月02日 16時33分 公開
[ITmedia]

 日本レジストリサービス(JPRS)とインターネットイニシアティブ(IIJ)は2月2日、両社が管理するJP DNSサーバにIP Anycast技術を導入したと発表した。同じ名前のDNSサーバを複数拠点に分散配置でき、高負荷・障害への対応が向上するという。

 IP Anycastは、同サービスを行う複数ノードに対して同一IPアドレスを共通に割り当てる技術。2002年10月に起きたルートサーバへのDDoS攻撃をきっかけに、13あるルートサーバのうち5サーバに導入されている。

 JP DNSでは6サーバのうち、JPRSが管理する「a.dns.jp」とIIJの「d.dns.jp」に導入された。aではBGP、dではIGPによる経路制御技術を採用した。JPRSは両DNSサーバのIPアドレス変更をIANAに申請、1月27日に反映済み。

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