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» 2004年02月09日 23時47分 公開

半年先の自分を想いながらmPGA478対応Prescottを買うWeekly Access Top10(2004年2月1日−2004年2月7日)

先週のアクセストップはスパイウェア除去ソフト関連記事。ほかにもXboxにMyDoomにクローン携帯とキーワードに事欠かなかった一週間だった。

[長浜和也,ITmedia]

News Weekly Top10 2月1日〜2月7日

1位 “毒入り”スパイウェア除去ソフトに高まる非難
2位 「次世代Xboxは2005年秋に登場、HDDなし」の報道
3位 クローン携帯の可能性
4位 Prescott筆頭に新たなP4 5種リリース。搭載マシンも登場
5位 SCOサイト、MyDoom感染PCの一斉攻撃でダウン
6位 クローン携帯をめぐる、“真偽”の判断
7位 「スピーカーから録音」も取り締まる音楽コピー防止技術
8位 「待たせたな」と、きょうは「Prescott」Pentium 4の実力を調べてみた(その1)
9位 Win 98サポート延長、MSの動機は“動かない顧客”にあり?
10位 64ビット版Windows XPのプレビュー版リリース

Weekly Top10

 先週のお騒がせキーワードなかで、ベストテンに2本の記事がランクインしたのは、ようやく登場した90ナノプロセス採用の「Prescott」コアPentium 4。

 最高クロック3.40E GHzとなっているが、現在のところ目にできる最高クロックは3.20E GHzまで。一説によると「日本には1個も入ってきていない」という状況にあるらしい。ショップの店頭では、ようやくバルクでPentium 4/2.80A GHzが店頭に並び始めそうな感じになっている。

 このPentium 4/2.80A GHzも考えてみると、かなり変わった性格のCPUだ。FSBは533MHzにハイパースレッディング(HT)非対応と、最新のインテル製CPUとは思えない仕様になっている(ただし、ほかのPrescottコアPentium 4と同様、90ナノプロセス、L2キャッシュの増量、より細分化されたパイプラインステージ、精度が増した分岐予測アルゴリズムといった新しい特徴は2.80A GHzにも反映されている)。

 「ハイパースレッディングの普及を最大のミッションと考えている」と発言していたインテルにとって、Pentium 4/2.80A GHzの出現はどのような意味を持っているのか。HT普及よりも、中国や東欧諸国で求められるバリューCPUで90ナノプロセスへの統一が優先される(生産効率やコストを考えると、すべてのレンジを同じウエハーラインから出荷したほうが有利)ということだろうか。

 さて、Prescottの登場をパーツショップやパーツベンダーはどのように見ているだろうか。「Prescottは停滞気味の市場に刺激を与えてくれる」という期待は業界関係者共通の想いだが、その一方で「大きく踏み切れない」(パーツベンダー関係者)という声もよく聞こえてくる。

 みんな気にしているのは、すでに次期プラットフォームである「Grantsdale」の情報が広く出回っていること。新しいチップセットが登場するだけなら、それほど気にならないかもしれない。しかし、Grantsdaleでは肝心のCPUソケットの形状が、いままでのmPGA478からLGA775へと変更してしまうのだ。

 となると、今回登場したCPUのプラットフォームはIntel 875P/865ファミリー限り(もしあってもその派生モデルになるだろう)ということになる。いまCPUの中に隠されているいろいろな新機能も、有効になるのはLGA775対応バージョン以降の可能性が高い。

 延命性、高クロックへのアップデートパス、次世代アーキテクチャへの対応などを考えると、mPGA478とそれに対応したPrescottをいま選択するということは、「LGA775が出てきたって気にしない。いま、この瞬間の最新最高スペックがすぐに欲しいのだ」という、けっこう強い意思が必要なのかもしれない。

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