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1位 | “毒入り”スパイウェア除去ソフトに高まる非難 | ||
2位 | 「次世代Xboxは2005年秋に登場、HDDなし」の報道 | ||
3位 | クローン携帯の可能性 | ||
4位 | Prescott筆頭に新たなP4 5種リリース。搭載マシンも登場 | ||
5位 | SCOサイト、MyDoom感染PCの一斉攻撃でダウン | ||
6位 | クローン携帯をめぐる、“真偽”の判断 | ||
7位 | 「スピーカーから録音」も取り締まる音楽コピー防止技術 | ||
8位 | 「待たせたな」と、きょうは「Prescott」Pentium 4の実力を調べてみた(その1) | ||
9位 | Win 98サポート延長、MSの動機は“動かない顧客”にあり? | ||
10位 | 64ビット版Windows XPのプレビュー版リリース |
先週のお騒がせキーワードなかで、ベストテンに2本の記事がランクインしたのは、ようやく登場した90ナノプロセス採用の「Prescott」コアPentium 4。
最高クロック3.40E GHzとなっているが、現在のところ目にできる最高クロックは3.20E GHzまで。一説によると「日本には1個も入ってきていない」という状況にあるらしい。ショップの店頭では、ようやくバルクでPentium 4/2.80A GHzが店頭に並び始めそうな感じになっている。
このPentium 4/2.80A GHzも考えてみると、かなり変わった性格のCPUだ。FSBは533MHzにハイパースレッディング(HT)非対応と、最新のインテル製CPUとは思えない仕様になっている(ただし、ほかのPrescottコアPentium 4と同様、90ナノプロセス、L2キャッシュの増量、より細分化されたパイプラインステージ、精度が増した分岐予測アルゴリズムといった新しい特徴は2.80A GHzにも反映されている)。
「ハイパースレッディングの普及を最大のミッションと考えている」と発言していたインテルにとって、Pentium 4/2.80A GHzの出現はどのような意味を持っているのか。HT普及よりも、中国や東欧諸国で求められるバリューCPUで90ナノプロセスへの統一が優先される(生産効率やコストを考えると、すべてのレンジを同じウエハーラインから出荷したほうが有利)ということだろうか。
さて、Prescottの登場をパーツショップやパーツベンダーはどのように見ているだろうか。「Prescottは停滞気味の市場に刺激を与えてくれる」という期待は業界関係者共通の想いだが、その一方で「大きく踏み切れない」(パーツベンダー関係者)という声もよく聞こえてくる。
みんな気にしているのは、すでに次期プラットフォームである「Grantsdale」の情報が広く出回っていること。新しいチップセットが登場するだけなら、それほど気にならないかもしれない。しかし、Grantsdaleでは肝心のCPUソケットの形状が、いままでのmPGA478からLGA775へと変更してしまうのだ。
となると、今回登場したCPUのプラットフォームはIntel 875P/865ファミリー限り(もしあってもその派生モデルになるだろう)ということになる。いまCPUの中に隠されているいろいろな新機能も、有効になるのはLGA775対応バージョン以降の可能性が高い。
延命性、高クロックへのアップデートパス、次世代アーキテクチャへの対応などを考えると、mPGA478とそれに対応したPrescottをいま選択するということは、「LGA775が出てきたって気にしない。いま、この瞬間の最新最高スペックがすぐに欲しいのだ」という、けっこう強い意思が必要なのかもしれない。
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