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» 2004年03月03日 17時44分 公開

NTTコム、遅延のない双方向映像通信システムを開発

[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは3月3日、インターネット上で遅延なく双方向映像通信が可能なシステムを開発したと発表した。回線帯域や端末性能に最適化した画像をやりとりすることで、PCやPDA、携帯電話などでリアルタイム双方向通信を可能にした。同社が販売するTV会議システムなどへの組み込みを進める。

 NTTサイバースペース研究所が開発した「スケーラブル映像符号化技術」を採用した。一つの映像フレームを複数の階層に分けて圧縮するもので、再生時には階層ごとに圧縮された画像データを重ね合わせることで、粗い画質から精細な画質までそれぞれ再現できる。このため、受信側端末の帯域や性能に合わせて必要な画質に調整することで遅延のない通信が可能になるという。

 新システムでは、双方向通信を行う全ユーザーの回線帯域や端末性能などの情報をサーバで管理する。送信側で圧縮された画像は、サーバで受信側に最適化し、送信する仕組みだ。通信中の帯域幅の変動に合わせてリアルタイムに画質変更も可能だ。

 ISDNやFTTH、FOMAなどさまざまなアクセス回線同士の通信がスムーズに行える上、プロキシ経由での通信も可能なため、企業間での会議や企業−ユーザー間、在宅勤務者が自宅から勤務先と通信するといったケースでスムーズかつ安全に通信できるとしている。

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