携帯電話メーカー大手のEricsson、Motorola、Siemensの3社は、「Push-to-Talk」と呼ばれる携帯電話を使ったトランシーバ技術の初の相互運用テストを開始したと発表した。各社製品間の相互運用性を高め、商用Push-to-Talkサービスの提供を促進する狙いがある。
Push-to-Talkは、草分けの米Nextelを筆頭にキャリア各社が世界展開を目指している(2月27日の記事参照)。3社によると、同技術は北米以外に欧州とアジアでも成長の兆しが現れているが、広範な普及のためには相互運用性の確立が欠かせない。
Open Mobile Alliance(OMA)には昨年8月、Push-to-Talk初の技術標準仕様である「Push-to-Talk over Cellular(PoC)Phase One」が提出され、3社とSony Ericssonは、この仕様を推進していく姿勢。
今回のテストは、互換性のあるPoCソリューションの提供を目指した計画の一環であり、3社は、初の相互運用製品/ソリューションは今年6月までに登場の予定だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR