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PC利用の親子でも「ソフトは買ったことがない」が大半

» 2004年03月17日 20時45分 公開
[ITmedia]

 日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)は3月17日、児童やその親、学校を対象にしたPCソフトの利用状況調査をまとめた。8割の児童が家庭でPCを使っている一方、ソフトを購入したことがある児童はわずか2割という結果だ。

 児童の家庭でのPC利用率は8割以上、小・中・高校のPC導入率も9割を超えている。学校では「総合的な学習の時間」「技術・家庭」などでPCを利用してWebサイト作成やワープロの操作法などを学んでおり、家庭ではゲームやインターネットでPCを利用している。

 8割の学校が、教育ソフト、Webサイト作成ソフトなどのソフトを購入している一方、家庭でソフトを購入したことがある児童は2割。親が子どもに買い与えたケースも4割で、その多くがゲームソフト。購入しない主な理由は「もともと入っていたソフトで十分で、必要がない」ため。特に児童は、自分がどのソフトを使っているのかという意識が低かったという。PCのプリインストールソフトが充実している一方で、単体ソフトへの関心が低下しているようだ。

 JPSAは「ソフトメーカーがソフトの用途や使い方をユーザーに分かりやすく伝えることや、教育現場などのニーズも吸い上げたソフトを開発することが需要喚起に必要だ」としている。

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