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Gateway、ネットワーキング市場参入

» 2004年04月06日 09時54分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Gatewayは4月6日、企業向けのネットワーク機器市場への参入を発表する計画だ。同社は無線LANアクセスポイントとローエンドのLANスイッチを提供し、ITマネジャーへのリーチ拡大を狙う。

 Gatewayネットワーク部門のマネジャー、チャド・マクドナルド氏によると、LANスイッチは9モデル用意され、価格は79〜799ドル。無線LANアクセスポイントは2モデルの予定で299ドルと399ドル。主に中規模企業を狙った製品になるという。

 Gatewayの目的の一つは、法人顧客に提供する製品の幅を広げることにあるとマクドナルド氏。同社は既に企業向けサーバ販売に乗り出しているが、スイッチを購入する意向の顧客にほかのベンダーを紹介しなくてはならなかったと説明している。

 Gatewayの新製品はDellの製品とかちあうことになる。IDCのアナリスト、マクシミリアン・フリシ氏は「これらの製品は明らかに最低限度の価格に設定されている」と指摘。だが同氏は、Gatewayは主にサーバ、PC、ストレージ機器を補完する製品としてネットワーク機器を売り込んでいくことになり、「全く新しい顧客層の獲得は難しいだろう」と語っている。

 Gateway広報担当者テッド・ラッド氏によると、同社の昨年の売上高34億ドルのうち、半分以上が企業向け製品による売り上げ。

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