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Linksysのルータに「ホットスポット事業展開」機能

» 2004年04月15日 12時36分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systems子会社のLinksysは4月14日、Boingo Wirelessとの共同サービス「HotSpot in a Box」の立ち上げを発表した。小さな喫茶店、レストラン、ガソリンスタンド、開業医、独立系のホテル、小売店などのスモールビジネスオーナーにも、ホットスポット事業展開のチャンスを与えるサービスだとしている。

 Linksysは、自社のスモールビジネス向け無線LANブロードバンドルータ「Wireless-G VPN Broadband Router」(WRV54G)で、Hot Spot in a Box機能の提供を開始した。既存のWRV54Gユーザーにも、ファームウェアのバージョンアップでこの機能を無償提供する。

 ルータをDSL、CATVなどのブロードバンド網に接続、Hot Spot in a Box機能を有効にし、Boingo Roaming System(世界約7000のホットスポットで構成されたネットワーク)にロケーションを登録することで、このサービスを利用できる。

 小規模事業者が手持ちのルータでHot Spot in a Box機能を有効にすると、Boingo加入者とBoingo Platform Servicesのパートナー(MCI、EarthLink、Infonet、Telecom Italia)は、通常月額サービス料金で、そのホットスポットを利用できるようになる。非Boingoユーザーの場合は、日極の料金でそのホットスポットを利用することになる。

 ホットスポットのオーナーは、ユーザーがアクセスするたびに、日極ユーザーの場合は4ドル、Boingo Roaming System加入者の場合は1ドルを受け取る。また、そのホットスポットを経由して新規の会員が月極サービスに加入した場合、ホットスポットオーナーには20ドルの手数料が支払われるという。

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