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IBM、ビジネス継続支援の新製品発表

» 2004年04月21日 08時31分 公開
[ITmedia]

 米IBMは4月20日、顧客の重要なデータを高速復旧できるストレージ技術「IBM Global Mirror for Enterprise Storage」を発表した。

 同社によると、Global Mirrorはデータのグローバルなバックアップと復旧をローカルに近いスピードで実現できる。非同期PPRC(peer-to-peer remote copy)技術を使って300キロ以上離れた距離でのディスクミラーリング速度の遅れを3〜5秒に抑えることが可能。これは競合するEMCの製品を上回るスピードだとIBMは説明。これによって遠距離間でデータの完全性を保ちながら高速伝送できるとうたっている。

 Global Mirrorは顧客の事業継続を支援するストレージ製品「TotalStorage Enterprise Storage Server」(ESS)の一部として、5月から提供を開始する。また、IBMが新たに発表した災害復旧/事業継続支援製品「TotalStorage Resiliency Family」にも組み込まれる。

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