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アッカ情報流出、内部からの可能性が高いと結論

» 2004年04月28日 14時19分 公開
[ITmedia]

 アッカ・ネットワークスは、同社のユーザー情報が流出した事件(関連記事参照)の調査結果をこのほど公表した。内部勤務者による流出の可能性が高いものの、流出者や流出範囲、時期、経路は特定できなかったとしている。

 外部からの不正侵入の形跡や、データを保存した媒体の盗難もなかったほか、外部委託業者には流出データを提供していなかったため、内部勤務者から流出した可能性が高いという。流出データの共通点を割り出し、社内の共有ファイルや記録媒体を調査したが、流出の形跡は見つからなかった。

 社内からインターネット経由で流出した可能性もあるとしてログを調査したほか、外部記録媒体による流出の可能性を視野に入れ、社内で使われたUSBメモリやCD-Rなどまで調査したが、不審なデータはなかったという。これ以上の追跡調査は困難で、流出者の絞り込みは不可能だと判断した。

 同社では、再発防止策を徹底するとしている。

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