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Time Warner好業績、AOLは加入者減少も業績改善

» 2004年04月30日 08時09分 公開
[ITmedia]

 米メディア大手Time Warnerは4月28日、第1四半期(1〜3月期)決算を発表した。映画、CATV、ネットワーク事業が好調で、売上高は前年同期比9%増の101億ドル、純利益は9億6100万ドル(1株当たり21セント)。前年同期の純利益3億9600万ドル(同9セント)からほぼ倍増した。America Online(AOL)部門では加入者減少が続いているが、業績は改善されている。

 AOL部門の売上高は21億9000万ドルと横ばいだったが、営業利益は前年同期比43%増の2億7700万ドルで、減価償却費を除くと同21%増。サブスクリプション収入は、AOL Europeの為替差益とAOL Broadbandの拡大が、米国のナローバンドサービス加入者減少に相殺される形で1%増。3月31日現在の米国の加入者は2400万人で、同四半期中に23万7000人が流出した。広告収入は有料検索が伸びたものの、5%減となっている。

 Time Warnerが抱える負債は12月末現在で227億ドルだったが、3月末には188億ドルに減少。この結果、予定よりもほぼ1年前倒しで債務削減の目標を達成したとしている。

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