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脆弱性修正パッチでWindows 2000に問題

» 2004年04月30日 08時17分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月28日サイトに掲載したKnowledge Baseの記事で、先にリリースしたMS04-011の修正パッチを適用後、一部のWindows 2000搭載マシンでWindowsにログオンできなくなるなどの問題が生じていることを明らかにした。

 問題は、コンピュータが起動時に反応しなくなる、Windowsにログオンできない、システムプロセスのCPU利用率が100%に達してしまうというもの。

 この原因は、修正パッチに問題があり、Windows 2000がうまくロードできないドライバを何度もロードしようと試みてしまうことにあるとMicrosoftは解説。「Ipsecw2k.sys」「Imcide.sys」「Dlttape.sys」のいずれかのドライバがインストールされている場合にこの問題が発生し、例えばNortel Networks VPNクライアントがインストールされ、IPSec Policy Agentのスタートアップタイプがマニュアルあるいは自動に設定されている場合が該当するとしている。

 解決策として、Nortel Networks VPNを使っている場合、セーフモードまたはRecovery ConsoleからIPSec Policy Agentサービスの機能を停止する方法を紹介している。

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