ソニーは5月11日、グループの半導体製造事業を統合すると発表した。7月1日付けで、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の半導体製造部門を分割、ソニーセミコンダクタ九州(SCK)に統合する。一元化で効率的な半導体供給体制を構築するのが狙い。
SCEが長崎県諫早市に持つ「SCE Fab」をSCKに統合する。SCE FabはPlayStation 2の心臓部となるLSIのほか、デジタル家電向けチップなどの生産も手がけている。
SCEと東芝の合弁で設立した大分TSセミコンダクタについても、SCE保有分の株式と設備をソニーに移管済み。今回の統合で、ソニーグループ内の半導体供給体制の集約が完了。65ナノメートルプロセスによるCELLプロセッサなどの次世代半導体について、開発から生産まで一元的に行う体制を構築する。
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