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ドイツ警察、Agobot作成容疑者を釈放

» 2004年05月15日 09時34分 公開
[IDG Japan]
IDG

 トロイの木馬「Agobot」を作成したとしてドイツの警察に逮捕された21歳の男が5月14日釈放された。

 この男の氏名は公表されていないが、国外逃亡の恐れがあるとして拘置されていた。警察の広報官によると、釈放の条件として身元保証書類を引き渡し、警察と定期的に連絡を取ることを義務付けられている。

 男はAgobotおよびPhatbotに関連して、ドイツのコンピュータ不正利用法に基づき、ドイツ、英国、米国のコンピュータを攻撃した疑いで7日に逮捕された。警察が1週間近く身柄を拘置していたのは、Agobot作者が電子メールの中で、軍役を逃れるためにドイツを出国したい意向を示していたことによるものだと警察は説明している。

 広報官によれば、Agobotに関する捜査は現在も継続中。

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