総務省は、6月15日、PSI(ポケット統計情報)の月報を公表した。そのなかで、最近のトピックスとして「インターネット利用世帯及び利用状況」および「インターネット利用機器の保有状況及び通信手段(総世帯)」についての統計結果をまとめている。
いずれも総務省「家計消費状況調査結果(IT関連項目)平成16年1〜3月期を全国の都市階級別にまとめたもの。
これによると大〜中都市圏での利用状況が高く、大都市圏では5割を超える世帯で利用されている。また、単身世帯と2人以上の世帯をみるといずれの都市階級でも2人以上の世帯が上回っていることがわかる。
インターネット利用世帯全国・都市階級都市階級 | インターネット利用世帯(%) | ||
総世帯 | 二人以上 | 単身世帯 | |
全国 | 42.9 | 46.3 | 33.3 |
大都市 | 51.2 | 53.0 | 45.8 |
中都市 | 45.2 | 49.2 | 35.2 |
小都市A | 40.2 | 46.0 | 22.0 |
小都市B | 32.9 | 36.2 | |
町村 | 29.9 | 33.9 |
また、インターネットの利用状況は、すべての都市階級を通して「情報収集」が最も多く、次いで「電子メール」「インターネットショッピング」と続く。
「インターネット利用機器の保有状況及び通信手段(総世帯)」では、利用機器を保有していると回答したのは全国で55.9%。都市階級別では、大都市62.6%、中都市55.4%、小都市A55.8%、小都市B48.9%、町村49.2%。機器の内訳は、パソコン・ワープロが最も多く、全国で47.4 %、次いで移動電話機で41%。この2つに関しては各都市階級でも40%弱〜50%強と高い保有率だ。数字は少なくなるものの、3位には固定電話機・ファクシミリが入り、全国平均で8.5%、小都市Aでは10.4%となるなど意外に高い保有率ではないだろうか。
インターネット時間が最も長い通信手段(固定電話をのぞく)では、xDSL回線が最も多く、全国平均で15.1%、各都市階級でも1位を占める。アナログ、ISDN、ケーブルテレビの各回線はいずれの階級も3%〜8%台にとどまっている。
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