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グレープシティ、Word文書から6種類のヘルプファイルを作成可能なソフトを発表

» 2004年06月18日 02時08分 公開
[ITmedia]

 グレープシティは6月17日、Microsoft Word文書からさまざまなタイプのヘルプファイルを作成可能なソフト「Doc-To-Help 7.0J」を発表した。8月下旬から発売予定。

 同製品は、Microsoft Word文書からヘルプファイルを作成できるソフトウェアで、1つのウインドウ上で、スタイルの設定、コンパイルなどの作業が行えるようになっている。隠し文字や脚注の埋め込みなど、従来の煩雑な作業を必要とせず、段落スタイルや文字スタイルなどMicrosoft Word文書の書式設定をカスタマイズするだけで、高品質なヘルプを作成できる。

Doc-To-Help 7.0Jでスタイルを定義しているところ(クリックで拡大します)

 作成可能なファイル形式は、WinHelp、HTML Help(.chm)、標準HTML、Microsoft Help 2.0、JavaHelpTM、印刷マニュアルの6種類。

 同バージョンから、Microsoft Help 2.0に対応したほか、Word文書もOffice 2003のものに対応している。

 製品は、Standard版とProfessional版の2種類が用意されている。Standard版でヘルプ作成に必要な機能は網羅しており、Professional版では画像に対してホットスポットを設定できるほか、テンプレートなどが用意される。

 同社では、「アプリケーションはドキュメントも含めてはじめて完成品となる」とし、味気のないテキストファイルではなく、この部分も作りこむべきと話している。

 動作OSは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003。

 価格は、Standard版が6万3000円、Professional版が8万4000円。Standard版からProfessional版に乗り換える場合は差額のみでアップグレードも可能にする予定だとしている。

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