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チノンの名前が消える 富士写真光機は「フジノン」に

» 2004年07月01日 16時39分 公開
[ITmedia]

 コダックは7月1日、100%子会社のチノンの社名を「コダックデジタルプロダクトセンター」に変更した。米Eastman Kodakのデジタルカメラ開発・製造部門としての位置付けを明確にした。

 旧チノンは長野県茅野市の老舗カメラメーカー。経営不振から1997年にKodakの傘下に入り、今年1月に産業活力再生特別措置法に基づく事業再構築計画の認定を受けてコダックグループの100%子会社化となった。

 新会社の社長にはステファン・C・ラムジー氏が就任。Kodakの世界戦略に基づき、日本市場を含む世界市場向けにKodakブランドのデジタルカメラと周辺機器の設計開発から部品調達、製造、Kodakへの供給までを行う。

 富士写真フイルムの光学機器子会社、富士写真光機は、10月1日付で「フジノン」に社名変更する。創立60周年を迎えるのを機に、長い実績を持つスチール・ムービー用レンズブランドと社名を統一。企業理念として掲げる「世界を代表する光学機器メーカー」を目指す。

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