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企業ソースコード販売サイト、突然の運営中止

» 2004年07月16日 08時11分 公開
[IDG Japan]
IDG

 コンピュータプログラムのソースコードを販売していたオンラインショップ「Source Code Club」が、突然運営を停止した。「ビジネスモデル」の「設計見直し」を理由としている。

 Source Code Clubは7月12日に営業を開始、オンラインディスカッショングループに投稿した電子メールで、2種類の製品のソースコードと設計文書の販売広告を打っていた。対象となっていたのはEnterasys Networksの侵入検知システムソフト「Dragon」と、Roxio傘下のNapsterのP2Pサーバ/クライアントソフト。しかし15日までに、同グループのWebページには、「顧客が直面している不安」を理由に営業を停止したとのメッセージが掲載された。

 同グループはウクライナのアドレスのWebページを使って宣伝を行っており、「ラリー・ハブルズ」を名乗るグループまたは個人がメーリングリストに投稿したメッセージでは、企業情報およびほかのサービスを顧客向けに販売中だと述べていた。

 このサイトは15日、「元SCCページ」と名称を変更、再立ち上げを予定しているが、顧客の不安を和らげるため、ビジネスモデルの変更が必要だと説明している。

 「企業秘密の販売は非常に厄介だ。しかしわれわれはこれを克服できると確信している」。声明にはこう記されている。

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