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携帯端末市場、「Symbianの独占崩すのはLinux」

» 2004年08月13日 10時07分 公開
[IDG Japan]
IDG

 アイルランドの調査会社Research & Marketsが発行した調査報告書によると、携帯端末市場で技術進化が次のステージに入ったと決定付けるのは、フル機能のOSを入れたモバイル機器になる。そして、OSの選択肢としてLinuxが検討されるようになるだろう。

 2003年に約1000万ドルだったフル機能端末の売上高は、2008年には約2億9000万ドルとなり、全端末の42.5%を占めるようになるという。「パーツのコストが下がり、売れ行きが伸びるだろう。ここ2年で約180ドルだったフル機能端末の生産者価格は、2008年には120ドルに減少する」

 市場を牽引するNokiaやNTTドコモに採用されたおかげで、向こう2年から2年半にかけてはSymbianが市場シェアをリードするが、長期にわたる独占状況はLinuxが阻むという。

 「オープン性とコストの低さで、Linuxはほかのプラットフォームよりもリードしている。こうした要素は、粗利が少なく、革新が急速に進み、標準に忠実な市場において、成功する上で不可欠だ」

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