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SSL VPN市場は大手ベンダーが台頭へ

» 2004年09月17日 08時00分 公開
[ITmedia]

 META Groupが9月15日発表した報告書によれば、SSL virtual private network(VPN)市場では今後ベンダー間の差別化が難しくなり、大規模ベンダーが一層台頭してくる見通しだ。

 少なくともアクセスとセキュリティという中核的な技術に関しては、向こう1年〜1年半の間に差別化の維持が困難になると報告書では予想。これによって、大規模で多角的なベンダーが有利になり、小規模ベンダーは一部を除いて「ニッチプロバイダー」の立場に追いやられてしまうだろうとしている。

 「ネットワーク・セキュリティ市場でこの分野に参入済みの大規模ベンダーが、引き続き大きく勢力を伸ばし、小規模ベンダーがそのあおりを食うだろう。すでにこの兆候はある程度見え始めている」と、META Group上級プログラムディレクター、マーク・ボウチャード氏は指摘している。

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