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Javaの次期バージョン「Mustang」、2006年デビューへ

» 2004年10月01日 07時55分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Javaプラットフォームのメジャーアップグレードを発表したばかりのSun Microsystemsが9月30日、コードネーム「Mustang」と名付けたJavaの次期リリースに関する一部情報を公開した。2006年春にデビューを見込んでいる。

 J2SE 5.0発表の電話会見でSun Java Platform担当副社長兼フェロー、グラハム・ハミルトン氏が明らかにしたところでは、MustangではXML、Webサービス、Javaデスクトップ、大規模システムパフォーマンスなどのテーマが提案されている。

 Mustangは複数のJSR (Java Specification Requests)の対象となり、膨大な数の機能がリクエストされる見通しだとSunは説明。ただ、2006年というリリース予定はエンジニアリングプロセスに基づくものではなく、ユーザーコミュニティーがどれくらいの頻度でアップデートを望んでいるかを測ったものだと、Sun Developer Products GroupのCTO、ジェイムズ・ゴスリング氏は話す。

 電話会見の中でSunは、このプラットフォームを丸ごとオープンソースに提供するやり方よりも、互換性を維持する方針であることを改めて強調した。それでも開発者にはJ2SE 5.0のソースコードを無償で提供するとハミルトン氏。

 「互換性に対する要望は非常に強い。もしわれわれがこれを基盤とした製品を出荷するつもりなら、(その製品の)互換性を要求するだろう」と同氏は語っている。

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