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P2Pとブログ、ファイル伝達能力が高いのはどっち?

» 2004年10月08日 13時58分 公開
[ITmedia]

 ネットアークはこのほど、P2Pファイル交換ソフトやブログを通して配布したファイルが、どれだけ多くのユニークIPアドレスから開いてもらえたかを競うコンテスト「バイラル・チャレンジ!」の結果を発表した。

 ネット上のコンテンツ流通実態の把握が目的。9月1日から30日まで行い、64人が参加した。参加者は、個別のID付き音楽ファイルをブログやWebサイト、メール、P2Pファイル交換ネットワーク(Winnyは除く)などを使用して配布。ファイルを受け取って開封してくれたIPアドレスの数を競った。

 ファイルを開封したIPアドレス総数は4093。開封回数は1万2962回で「1人平均3回以上開封した」(同社)。参加者別では、トップが1984、2位が1305、3位が277のIPアドレスからファイルを開いてもらったとの結果で「上位2人が圧倒的な強さを見せた」(同社)。

「口コミネットワークマップ」。参加者を中心に、ファイル開封者へのリンクを図式化した。参加者間のつながりは、複数の参加者が配布したファイルを開いた開封者を表している

 ファイル開封者のうち117人にアンケート調査した結果、入手経路として一番多かったのは掲示板などWebサイト(70%)。続いてブログ(19%)、電子メール(4%)、P2Pファイル交換ソフト(3%)だった。

 国内以外にもアメリカ、中国、台湾、香港、韓国、ロシア、フランスなどさまざまな地域からアクセスがあったという。

 配布したファイルはインディーズアーティスト「MYST.」の楽曲。同社は「新人アーティストのプロモーションにはWebやブログなどの活用が効果的と言える」としている。

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